《初歩魔術：秘術》の異能をもつ者なら誰でも以下の呪文の発動を試みられる。
これらの呪文は、魔法の基本的な原則を知る手引となり、見習い魔術師が所属する魔法学府に関わらず、伝統的に教え込まれてきたものである。
白熱光:Glowing Light
発動値：3
発動時間：半アクション
具材：灯油一滴(+1)
術者は、手に持ったどんなアイテムをもランタンのように明るく輝かせることができ、その明かりは1時間が経過するか、術者が自発的に消すかまで、輝きつづける。
音響:Sounds
発動値：4
発動時間：半アクション
具材：小さな鐘(+1)
術者は、実体のない騒音を発生させられる。
音量は、葉擦れ程度から轟音にいたるまでいかようにも設定可能だ。
音の種類と音量を選択する。
あらゆる種類の騒音が再現可能だが、話し声だけは不可能である。
騒音は、1ラウンドまで持続させられる。
落とせ:Drop
発動値：4
発動時間：半アクション
具材：少量のバター(+1)
術者から24ヤード(12マス)以内にいるキャラクターを目標に指定して、手に持ったいかなる物品をも、強制的に取り落とさせられる。
この呪文の目標は、【意志力】テストに成功すれば、呪文に抵抗できる。
鬼火:Marsh Lights
発動値：6
発動時間：全アクション
具材：蛍(+1)
術者は遠くにぽつりぽつりと、たいまつかランタンの群れのように見える明かりを出現させられる。
明かりは、術者から100ヤード（50マス）以内に出現し、そこからどの方向へでも移動できる。
明かりの群れは自ら通路や小道をたどっていき、制御せずとも術者から見えなくなっても問題ない。
望むのなら明かりを操ることもできるが、そのためには常に明かりを視線に収めていなければならない。
明かりを操っているあいだ、術者はそれ以外のアクションは一切行なえない。
明かりの移動速度は調整できるが、1ラウンドに8ヤード（4マス）から16ヤード（8マス）までの早さに限定される。。
明かりの群れは1時間灯りつづけると、徐々に薄れて消えてゆく。
魔法の投げ矢:Magic Dart
発動値：6
発動時間：半アクション
具材:小さなダーツ(+1)
術者は16ヤード（8マス）以内にいる相手に 魔法の力をもつダーツを投じられる。
魔法のダーツは小ぶりではあるが、当たればかなりの威力を及ぼす。
この呪文は射擊系呪文であり、ダメージ値3を有する。
眼り:Sleep
発動値：6
発動時間：半アクション
具材：羽毛1本(+1)
術者が接触した1体の敵は【意志力】テス卜に失敗したなら1d10ラウンドにわたって眠ってしまう。
眠っているキャラクターは無防備状態にあると見なされる。
この呪文は接触呪文である。
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