【第1回】鋼の旅団Regular meetings in 福岡

【第1回】鋼の旅団Regular meetings in 福岡 詳細

  • 場所 : 新東市民センター(なみきスクエア) 福岡県福岡市千早4丁目21−45 第1・第2和室。
  • 日時 : 2019年3月31日 10:00~19:00予定。
  • 参加費 : 500円。
  • 参加方法 : 「HPの問い合わせフォーム」or「鋼の旅団TwitterからDM」。
  • 募集締め切り : 2019年3月19日。

鋼の旅団 キャンペーン

「咆哮する大砲の弾 作戦!」

帝国歴2522年。

混沌の魔将アーケィオン率いる混沌の軍勢はミドンヘイムを陥落させることができず、撤退を開始した。

それに呼応して、ミドンヘイムをはじめとするエンパイア軍の追撃が始まった。

北部の領邦を蹂躙された仇をとるという大義名文のもと、手柄を急ぐ貴族たちは、騎士や正規の兵士を連れ立ってアーケィオン追撃隊を各々の領地から派遣し、その威風を誇りあっていた。

臨時で雇われた兵士や傭兵たちは、貴族たちの手柄合戦の邪魔にならないように、「一刻も早い復興の手助けをする労力のため」と解雇され、野に放たれた。

一時的な小銭は稼いだが、その後の生活の保障などはなにもない。

ミドンヘイムの攻防戦を末端で、命をかけて支えた臨時兵士たちは、ミドンヘイムの南にある町「ショーニング ハーゲン」に流れて、次の仕事探しをしていた。

この町なら、ミドンヘイムから歩いて半日程度の距離なので、また臨時の徴兵などがあれば、すぐに使者がこの町で徴兵を行うはずなのだ。

そのような考えの兵士たちのせいで、本来450人程度の人口が今は900人以上に増えていた。

混沌の嵐後の未曾有の大混乱の中、エンパイアの治安は悪化し、領地拡大を狙う諸侯たちがいつ動き出してもおかしくない状況の中で、ライクランドの統治者であり、エンパイアの皇帝である「カールフランツ大帝」は、各領邦の統治者と教団の代表をアルトドルフに召集して大会議を開いた。

その中で、オストランド、ホックランド、ノードランド、ミドンランドの空白地帯となった町や村をむやみに占拠して自治してはならないという法案を可決させた。

それにより、エンパイア国内が戦乱になることを防ぎつつ、4つ領邦の選帝侯に借りを作ったのだった。

しかし、タラベックランドにおいては事は別で、混沌の嵐で行方不明になった選帝侯「ヘルムート・フォイエルバッハ」の統治がない今、フォイエルバッハ候の苛烈な武力によって押さえ込まれていたタラベックランドの諸侯たちの覇権争いが始まるのは時間の問題だった。

 

フォイエルバッハ侯は行方不明であり、その安否は未だ確認されていない。

時間を稼ぎ、フォイエルバッハ侯の帰還さえあれば、タラベックランドの一発触発の事態は収まる。

 

そこで、カールフランツ大帝は、国を挙げて国民も参加できるイベントを行うことで、北方の復興資金とエンパイア国民の関心、タラベックランドの諸侯が飛びつく提案でありながら、不用意には動けない状況をつくる一策を案じたのだった。

 

その名も「咆哮する大砲の弾 作戦」である。

 

ホックランドの中央山系の麓に位置する「エスク」という町は、鉱山で採掘される銅によって混沌の嵐の前は栄えていた。

しかし、現在は「エスクの死霊術師」が占拠していると噂され、誰も近寄らない無法地帯となっている。

この「咆哮する大砲の弾 作戦」は「エスクの死霊術師」を排除して、町を取り戻した者にエスクの銅の採掘権を譲り渡し、収益の20%をホックランドの選帝侯に上納すればよいというものだ。

この、エスクを不法占拠する死霊術師を倒し、エスクの町を取り戻すのだが、普通に軍隊を差し向けても面白くない。

軍隊は、アーケィオンの追撃や他の各地の混沌勢力の駆逐に使用しなければならないため、なるべく兵士は使いたくないからだ。

そこで、この作戦に名乗りを挙げた貴族家は、私設軍隊(冒険者やゴロツキ、傭兵)のみでエスクを取り戻さねばならず、私設軍に直接渡せる予算は金貨100枚までというルールの下で行われる。

不正を防ぐために、名乗りを挙げた各、貴族家はヴェレナの司祭から『真実の言葉』の呪文で定期的にウソ発見器にかけられる。

また、「エスクの死霊術師」を生け捕りか討ち取った首を持ち帰るのだが、その真偽は、モール司祭の「モールの光景」の呪文により確かめられる。

 

さらに、この「咆哮する大砲の弾 作戦」に参加する貴族家は、オッズがつけられ、主要都市にある帝国公認でムートランドの選帝侯が管理するチケット売り場で、だれでも金貨1枚から賭けに参加できるのだ。

集まった資金の大半は北部の復興に使用され、一部がムートランドの収益となる。

 

タラベックランドの諸侯たちにとっては、来るべきタラベックランドの内戦に向けて、資金を調達するには「エスク」の採掘権は垂涎の代物だ。

多数のタラベックランドの諸侯が参加すると予想される。

 

こうして、皇帝の一声で「咆哮する大砲の弾 作戦」は幕を開けた。

各地に、早馬や伝書が飛び交い、瞬く間に「咆哮する大砲の弾 作戦」の噂は広まったのだった。

 

開催は1ヵ月後に行われ、ミドンランドの自由都市である「デルベルツ」からスタートとなる。

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