【第2回】鋼の旅団Regular meetings in 福岡

【第2回】鋼の旅団Regular meetings in 福岡 詳細

  • 場所 :福岡市 南市民センター「福岡県福岡市南区塩原2丁目8−2」 第1・第2和室
  • 日時 : 2019年6月23日 10:00~19:00予定。
  • 参加費 : 500円。
  • メンバー募集 :WFRPのGMができる方で、「これくら!」とシナリオのすり合わせをしながら、進めていける方のみ歓迎です。
  • 募集締め切り : 2019年6月14日。

第1回セッションあらすじ

(メンバーのJun-ChanがBBSに書いてくれたあらすじが、キャラクター説明とセッションあらすじの両方を兼ね備えており、あまりにも素晴らしいので、第2回の予告に使わせていただきます)

ショーニングハーゲンの街に開設されたオッズバーでは、博徒のハーフリング・ポールが働いていた。カールフランツ大帝のお触れにより開催の決まった「咆哮する大砲の弾 作戦」を受け付けるためだ。

その日も、帝国の東方アバーランドの若き貴族であるエリーゼ・アルダーが訪れ、作戦への参加と冒険者を募る書類を提出してきていた。エリーゼの持ち込み品であるハードチーズの分け前を貰ったポールは鼻歌混じりにオッズバーを出るが、そこで占い師の老婆に占いを押し売りされ、難癖を付けられてしまう。

老婆の巧みな煽りで見物人に包囲されるポールであったが、そこに通りかかったスカルド詩人の人間・ハルフレズの助けで辛うじて包囲を抜け出し、二人はなし崩し的にスラム通りへと逃げ込む。

そこで二人は、別の作戦参加者・ラントシュタイナー男爵と出会う。ホックランドのポエニ村の領主だった男爵は、混沌の嵐の際に村と村人全員を失っており、失地回復を狙っていた。興味を抱いたハルフレズは得意の魅惑による演説で男爵を助け、スラム街住人らの賛同を得ることに成功する。

ショーニングハーゲンの街の市場にもまた、ミドンヘイムから流れてきた者たちが溢れていた。地図製作者の人間・グレイは、商人の元で念願の地図製作キットを入手した所だった。

彼が地図製作キットと引き換えにしたのは、高価な真珠であった。混沌の嵐は大地を大いに穢し生活を破壊したが、かき回された因果はたまたま誰かの懐を潤す事もあり、グレイもまさにその一人であった。

一方その市場では、その身を明かす制服やピストルを密かに金へ変える者たちもいた。兵士のドワーフ・エギルと同じく兵士のドワーフ・レゴラスの二人は、戦後に浮足立つ雇い主の帝国に見切りをつけ、死亡を装って失踪する事にし、支給品を売り払って軍資金を得ることにしたのだ。

しかし街には、持たざる者もまた溢れていた。狩人のエルフ・リルエットは村を焼け出され家族も失い、トボトボと街へと入った。空腹も限界を迎えていたが、混乱による物価の上昇もあり、難民のリルエットを見る周囲の目は冷たかった。

そこに助け舟を出したのは、河川巡視員のエルフ・シルベーヌだった。道沿いの屋台で水と食料をリルエットに奢ったシルベーヌは、含みのある視線をリルエットに向けながら、同行を申し出る。

ホーンハンターの人間・マグナスもまた、持たざる者の一人であった。混沌の嵐により狩場を失ったマグナスは、急場を凌ぐ仕事を求めてて、街へとやってきたのだ。そんなマグナスに声をかけたのは、盗賊の人間・グレッツェンだった。

グレッツェンは街慣れしていないマグナスに対して、仕事の仲介を申し出るが、前金を要求した事でマグナスはその申し出に違和感を感じ仲介を丁重に断った。下手を打ったと悟ったグレッツェンは足早にその場を離れるが、マグナスは声をかけてくれた礼をしたいと追いかけ、それはやがて追いかけっこになってしまう。

逃げるうら若き女性と、それを追う筋骨隆々な半裸の男性という光景は衆目を集め、最初に屋台にいたリルエットとシルベーヌが、次に市場にいたグレイとエギル、レゴラスが仲裁に入る事となる。 

 

街中でひと悶着あったものの、同じく仕事を探す身であったグレイ・エギル・レゴラス・リルエット・シルベーヌ・マグナス・グレッツェンの7人は、酒場に入って今後の身の振り方を肴に酒を酌み交わしていた。

そこに割って入ったのは、アバーランドのエリーゼ男爵だった。遠方から参加してきた男爵は冒険者の雇い入れに出遅れており、7人に酒やハードチーズを奢り、気が向いたら自分に声をかけて欲しいと言い去っていった。

見返りの大きい「咆哮する大砲の弾 作戦」には、既に多くの有力貴族らが名乗りを上げており、フォン=ライコフ選帝侯をはじめ、騒動の渦中にあるタラベックランドの領主達や、アバーランドのやり手の代官・ライトドルフ、勇猛なキスレヴの難民を抱き込んだレントゲン辺境伯、港の荒くれ者をまとめるケフラー男爵などが、本命や対抗となって周囲の注目を集めていた。そんな中で、いわゆる大穴と揶揄される者たちは後れを取り戻すのに必死であったのだ。

翌朝、オッズバーには新たな客が顔を見せる。かつて勇名を馳せた戦士だったシュルツ辺境伯だ。受付のポールに対し募集が集まらない不満を声高にぶつけると、肩で風を切りオッズバーを出て行った。

街の中心の噴水では、みすぼらしい男が演説の用意をしていた。100年前に現皇帝の祖先により排斥されたギュンター家の末裔と語るその男・トマスは、自身の血筋の正当性と現皇帝の不甲斐なさを糾弾するために協力してほしいと呼びかけていた。

どの参加者に自身を売り込むか? 町中の冒険者たちの間では、その話題一色となっていた。酒場の7人にハルフレズやポールを加えた9人もまた、この町で出会った参加者たちの情報を交換しあっていた。

参加者らの提示する情報は確かなのか、正当に報酬を自分たちへと支払いできるものなのか、情報収集と裏取りを行った結果、9人はシュルツ辺境伯の依頼を受けることに決めるのであった。

 

 

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