精霊の魔法体系は、シャーマニズムの魔術である。
シャーマンたちは、エーテル状態のアンデッドのごとき邪悪な霊を打ち負かすことと、部族の守護神に呼びかけて加護を得ること、その両方に熟達している。
精霊の杖:Spirit Staff
発動値：5
発動時間：半アクション
具材：1滴の血(+1)
術者の武器は、クォーター・スタッフでなければならないが、部族の霊力が吹き込まれる。
そのため、1分間(6ラウンド）にわたって、ダメージ値が【筋+】の魔法の武器と見なされる。
くわえて、《エーテル状態》 のクリーチャーを攻撃する場合には、「衝撃」の武器特質を有すると見なされる。
復讐の炎:Fire of Vengeance
発動値：8
発動時間：半アクション
具材：銅貨2枚(+1)
術者が、部族の敵に対する激烈な怒りに包まれることで、緑色のまばゆい炎が術者の両目からほとばしり、36ヤード（18マス）以内にいる敵手1体に向けて爆進する。
これは、ダメージ値4の射撃系呪文である（目標が《エーテル状態》の場合は、ダメージ値6)。
精霊の声:Spirits’ Voice
発動値：11
発動時間：半アクション
具材：部族のシンボルが記されたお守り（+1)
術者は、部族の霊と言葉を交わすことで、部族の衆を鼓舞し、快挙を行なわせる。
そのため、術者から12ヤード（6マス）以内にいる術者を含む味方全員が、1分間(6ラウンド）にわたってダメージ・ロールに+1のボーナスと、「恐怖」のテス卜に+10%のボーナスを得る。
病魔退散:Defeat Disease Spirit
発動値：13
発動時間：1分間
具材：融けたばかりの雪1カップ(+2)
術者は、病気の悪霊を打ち負かすことにより、患者を治療できる。
術者はまず、呪文の目標に手を触れて対決を開始し、それから【意志力】テストを行なわねばならない。
2段階の成功を得たなら、術者は病気の霊を打破し、目標のあらゆる症状がただちに完治する。
この呪文は、病気ですでに死亡した相手には無効である。
つまりは、手遅れだったのだ。
『病魔退散』は、接触呪文である。
破滅宣告:Message of Doom
発動値：15
発動時間：1分間
具材：相手を摸した粗雑な人形(+2)
術者は、キャラクター1名の夢に現れて、来るべき破滅を告げ知らせる。
迫真の夢が酸鼻極まるおのれの死に様を見せつけるため、術者は相手の言語で話す必要はない。
この呪文をかけられた相手は、次に術者を見かけた時には「手強い」（-10%)「恐慌」のテストを行なわねばならない。
この呪文を発動するには、相手が睡眠中でなければならない。
精霊の盾:Spirit Shield
発動値：20
発動時間：2全アクション
具材：野生の猪の牙1本(+2)
精霊が術者の部族を見守り、危険から守ってくれる。
そのため、術者から24ヤ一ド(12マス)以内にいる味方全員が、毎ラウンド1回の失敗した「回避」か「受け流し」を再ロールしてよい。
『精霊の盾』は、術者の【魔力点】と同数のラウンドにわたって持続する。
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