【第5回】鋼の旅団Regular meetings in 福岡

【第5回】鋼の旅団Regular meetings in 福岡 詳細

  • 場所 :福岡市 城南市民センター「 福岡県福岡市城南区片江5丁目3−25」 第3会議室
  • 日時 : 2020年1月26日(日曜日) 10:00~19:00予定。
  • 参加費 : 500円。
  • メンバー募集 :新規1~2名程度なら余裕あります。

新規希望者は、TwitterのDMで参加表明をお願いします。
セッション前日までの間を利用して、TwitterのDMを使い、キャラクターを作成します。
レギュラーメンバーと経験点の開きが出ますので、経験点を少し上乗せした状態でのスタートとしますので、ご心配なく。

 

第4回あらすじ

メンバーのJun-Chanさんが脅威の記憶力で執筆したあらすじです。
ありがたや。ありがたや。

PC達“聖角”は、廃村インメルシェルトにて激戦の末“白い死神を”退けたがその被害は大きく、またしても野営追行者のキャラバンに追いつかれる羽目になった。
しかし、そこで思わぬ収穫を得ることとなる。

一つ目は、ショーニングハーゲンで別れ、野営追行者たちに混ざって追走していた地図製作者「グレイ」が、道中、野営追行者の仲間から得た情報を元に周辺地図をまとめてくれていたようで、エスクまでの地図とポニーを借り受けることが出来た。

二つ目は、混沌の嵐で壊滅したインメルシェルトのシグマー司祭の死体が見つからなかった事で、村を見捨てて逃げたのだと噂され、貶められていたが、かのシグマー司祭の名誉回復を通じて、“聖角”の名声を高めることが出来たことだ。

“聖角”の注目度が上がりレースの挽回にも繋がるのでは、という期待もあり、スカルド詩人「ハルフレズ」は司祭が子供を守るため最後まで村と運命を共にしたことと、“聖角”が果敢に戦いゴールを退け司祭の名誉を回復したことを盛り込んだ詩を歌い上げたところ、その内容は野営追行者たちの心を捉える程の出来となった。

翌朝、上空を飛ぶ無数の使い魔がもたらした瓦版には、現在のトップ3や脱落チームの情報に混じり、“聖角”の番狂わせが大々的に紙面を賑わせていた。
そんな意気上がる“聖角”に、馬に乗った一行“正統なる血”が接触してくる。
彼らこそは、因縁深きギュンターに雇われた冒険者の一団であった。

ニヤケ顔でペテン師の神ラナルドのサインを臆面もなく掲げる盗賊風の優男「シュラー」を中心に、異国の装束を纏った小柄で饒舌な剣士「テスタール」、死んだ魚のような目の無口な男「アルバート」、顔に前科者の入れ墨を入れた巨漢「フォルカー」の4人組は、最下位出発だったものの野営追行者の中で馬を調達する事に成功したと言う。

一際目立つ異国(エスタリア)の格好で自身の伊達男ぶりをアピールするテスタールと、煌びやかなテスタールの宝石付きのレイピアに目を輝かせ値踏みする盗賊「グレッツェン」を他所に、“聖角”と“正統なる血”は静かに火花を散らせる。
そして“正統なる血”はレースの巻き返しを“聖角”に宣言し、馬を駆り“聖角”を追い抜いて走り去っていくのだった。

最下位となってしまったものの気を取り直し出発した“聖角”は、次の目的地であるホルツベックの村へ入るが、その場所は休憩などとても期待できない凄惨な地だった。
混沌の嵐の主戦場の一つとなったその村は、人魔双方の死体が文字通り無数に折り重なった“墓場”だったのだ。

“聖角”はその廃村にて、唯一の生者と言えるモールの信者、“黒の護り手”たる「アンセルム」とその従者「ヴェルナー」の二人と出会う。
黒の護り手とはいえ、鎧を脱いでシャツとスボン姿でスコップ片手に作業している姿はただの気のいい男であった。
死者を正しく弔うという教義のもと、勤勉に黙々と死体の供養を進めるアンセルム達に対して河川巡視員「シルベーヌ」は金貨を寄進して彼らを労い、アンセルムもまた“聖角”に「俺たちの仕事を増やすなよ。God Luck!」と死者の列に加わらない事を祈り、送り出した。

しかし幸か不幸か、彼らの祈りはすぐに聞き届けられる事となる。
この街道の主が未だエンパイアではないのだという事を、“聖角”達も含めたレース参加者たちはこのレース5日目で思い知り、多くの者が「モールの吐息をその首に感じる」事になるのだから。

次の目的地は馬車宿を備え州境警備も整っていた、大きな村セルミゲルホルツ。
これまで廃村が続いていた事もあり、生存者がいるかもしれない場所であることを期待し足の早まる“聖角”だったが、次々と怪物たちがその行く手に立ち塞がってくる。

レース後三度目の遭遇となったゴールの一団の襲撃では、連携を駆使しこれを撃退するも、傷が癒えきっていなかったグレッツェンが重傷を負ってしまう。
しかし、野営を嫌い、街道を強行する事にした結果、今度はハーピーの一団と遭遇してしまう。

空中からかぎ爪で襲ってきては空中へと戻るという一撃離脱の集団戦法に、“聖角”は連携を封じられ苦戦、方陣の一角に立ち射撃で応戦していたシルベーヌは、激しい一撃を受け昏倒してしまう。
残る敵は博徒「ポール」のスリングを中心に地上での迎撃で数を減らしたことで何とか追い返せたが、“聖角”はまたもボロボロになってしまっていた。

その身を引きずり、夜更けの街道を進む“聖角”であったが、セルミゲルホルツに近づくにつれ不吉な喧噪が聞こえてくるようになる。
さらに歩を進め、やがて道が開けた先で目に入ったのは、あちこちに火の手が上がる村の姿と、百人近くと思われる規模で起こっている、冒険者たちとグリーンスキンたちとの大規模な戦闘であった。

村内の状況を確認する間もなく、グリーンスキンの一団は“聖角”を発見し、武装したゴブリンを始め、猪に跨るオークボアボウイ、球形の奇妙な生物スクイッグ、小型のゴブリンの群れスノットリングが次々と襲ってくる。

これに対し、グリーンスキンを不倶戴天の敵とするドワーフである兵士「エギル」は敵の数をものともせず敵の中心へ猛進、装甲と頑健を頼みに己の身を文字どおり“聖角”の盾とし奮戦する。
鬼気迫る血濡れの姿となったグレッツェンも捨て身の突撃でこれに続き、次々と重傷者を出しながらも第一波・第二波を撃退する。

だが、満身創痍となった“聖角”に最後の脅威ブラックオークが迫る。
次の一撃が死に直結しかねない“聖角”の決死の包囲攻撃に対し、それを嘲笑うかのように高い装甲が“聖角”の刃を阻み続け、逆に巨大な刃が“聖角”の命を刻んでいく。

しかし、最後は“聖角”の連携が絶望的な戦況を覆した。
ハルフレズの魔剣とブラックオークのオーク・チョッパが金属音を立てる度に、オークの武器は次第に重さを増して、扱い難くなる。
重すぎる武器で命中率が悪くなったブラックオークを見抜き、瀕死のポール、グレッツェンを含めた全員でブラックオークを包囲し、隙をこじ開け、ハルバードによるエギルの必殺の一撃を導いたのだ。
ブラックオークが倒されたことでグリーンスキン共は四散、絶望の夜はひとまずの終わりを迎えた。

セルミゲルホルツで先に戦っていた“アナーキーズ”“槍船首”“バックラー”の3チームはいずれも半数以上が死亡・行方不明ないし重傷という惨状だったが、救援が間に合い治療を手伝った事で、それ以上の死者が出ることは防がれた。
ここで脱落することとなった者たちの無念と激励とを図らずも受けとる事となった“聖角”は、翌朝、次なる目的クルーデンヴァルトを目指すのだった。

今日もまた、都会の魔術師たちの使い魔たちが、上空を飛び交い血を吐き、泥水を啜る参加者たちの動向を監視している。

 

 

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