薬草リスト

ウォーハンマーRPGキャンペーンシナリオ「エンパイアの興亡」の中から、薬草リストを抜粋してウォーハンマーRPG4版へコンバートしました。
完全に丸写しではなく、入手可能度の段階を減らて簡略化したり、D4で判定する採取した薬草の量をD10で処理するようにしています。
ウォーハンマーRPGのルールブックP.130選択ルール「食料と薬草の収集」もありますが、より薬草師というキャリアが薬草師らしいロールプレイができることを目的として、ハウスルールとして作成しています。
薬草師キャリアのキャラクターにとって心強いリストになるでしょう。

薬草の探し方

薬草の入手は、自分で探すか購入するかの2種類です。
薬草には旬があり、季節外れの時期では、「希少」と「超希少」は見つけられなくなります。
下記の表は、旬の時期の入手難易度なので時期外れの場合、GMは適宜修正を入れます。

  1. GMは見つけたい薬草の種類と現在の環境を考慮して探索する環境を「理想的」「普通」「不適当」で決定します。
  2. プレイヤーは下記の表でD100ロールします。
  3. 探索に要する時間は、D100の出目×修正ターン(1ターンあたりの時間はGM判断ですが、10分程度が妥当でしょう)です。
  4. 薬草が見つかったらD10をロールして、1~2「1回分」、3~6「2回分」、7~9「3回分」、10「4回分」の薬草を採取できます。
  5. また、40以上の大きな誤差で失敗した場合、ただの雑草、違う薬草、毒草!などを目当ての薬草だと間違えて採取したことにしても面白いでしょう。
  理想的 普通 不適当
潤沢 90% / 1ターン 60% / 5ターン 20% / 10ターン
普通 60% / 4ターン 40% / 10ターン 10% / 20ターン
不足がち 40% / 8ターン 20% / 20ターン 5% / 40ターン
希少 15% / ×16ターン 3% / ×50ターン
超希少 5% / ×32ターン 1% / ×100ターン

薬草リスト

薬草リストの見方です。
【入手可能性】薬草の希少度、旬、生息場所です。
【価格】(旬の価格と季節外れの価格)
【用法】
煎じる:沸騰した湯で2~3分煮だして、飲む。
食べる:生のまま、もしくは焼く、煮るなどして食べる。
吸入:沸騰した湯に浸して、その蒸気を吸い込む。
塗る:軟膏や湿布にして、患部に塗る。
【調整】薬草を使用できる状態にするため、乾燥させるなどの準備に要する時間です。
基本的には、すりこぎとすりばち以外の道具や設備は必要ありません(工房などの施設は量産ができるようになります)。
いったん調整されたら、調整に要した時間と同じだけの時間、効き目が持続します。
その後、1日につき10%ずつ効き目が無くなる割合が増えていきます。
【投与間隔】2回目の投与をするまでに経過していなければならない時間です。
この時間が経過していないのに次の投与を行うと、後に投与した薬草は無効となり、次の投与が効き目を表すには、この2倍の時間が必要となります。
また、この影響は累積します。
【技能】薬草を処方するキャラクターは〈職能:薬草師〉〈知識:薬草〉に加えて、ここに書かれた技能が必要となります。
【テスト】薬草が効き目を発するために、薬草師はここに書かれたテストを行う必要があります。
【効果】その薬草が正しく効力を発揮した時にどんな効果が期待できるのかです。

アルフーナス
【入手可能性】不足がち。夏と秋。針葉樹林(ライクヴァルド・ドラクヴァルド)
【価格】1GC/10GC
【用法】塗る
【調整】2週間
【投与間隔】1週間
【技能】〈治療〉
【テスト】知力度
【効果】脱臼と骨折の回復期間を半減させられる。

アースルート
【入手可能性】普通。夏。草原地帯(スターランド・ムートランド)
【価格】1GC/10GC (ルールブックP.307には5GCとありますが、通年平均という解釈)
【用法】食べる
【調整】3週間
【投与間隔】1日
【技能】〈知識:医術〉
【テスト】知力度
【効果】黒死病に効果があります。この病気の影響を判定する1日1回のテストに+10%のボーナスを与えます。
黒死病の回復期のタイミングでの投与に成功すれば、テストに+20%のボーナスを得られます。

ファクストリル
【入手可能性】超希少。春。山地
【価格】5GC/20GC
【用法】塗る
【調整】4週間
【投与間隔】3日
【技能】〈治療〉
【テスト】なし
【効果】この薬草を投与すると全ての出血が自動的に止まり、手術を要する患者であれば、その容態を48時間を限度に安定させられます。
ルールブックP.307のファクストリルは湿布の状態で販売されており、1つ傷口に対して1枚使用します。

ゲズンハイト
【入手可能性】不足がち。冬から春。混合林(ライクヴァルド、大森林、ドラクヴァルド)
【価格】15s/3GC
【用法】塗る
【調整】2週間
【投与間隔】1日
【技能】〈知識:医術〉
【テスト】知力度
【効果】軽度の感染症に罹った傷口に塗ると、炎症の進行を止め、1D10ラウンドの間症状を無視できます。
ただし、傷を治すことはありません。

ナイトシェイド(夜の帳)
【入手可能性】希少。秋。針葉樹林(ライクヴァルド・ドラクヴァルド)
【価格】2GC/8GC(ルールブックP.307には3GCとありますが、通年平均という解釈)
【用法】食べる
【調整】4週間
【投与間隔】1週間
【技能】なし
【テスト】なし
【効果】この薬草一回分を食べると、〈肉体抵抗〉テストに成功しない限り、2~3時間の間に深い眠りにおちる。
眠っている時間は、1D10+4時間となる。

サルウォート
【入手可能性】豊富。秋と冬。混合林(ライクヴァルド、大森林、ドラクヴァルド)
【価格】5s/1GC(ルールブックP.307には12sとありますが、通年平均という解釈)
【用法】吸入
【調整】2週間
【投与間隔】12時間
【技能】なし
【テスト】患者の強靭力
【効果】患者の鼻先でサルウォートの若芽を潰して、香りを嗅がせれば「朦朧状態」を1つ取り除ける。

シグマフォイル
【入手可能性】潤沢。夏。湿地帯や沼地。
【価格】5s/1GC
【用法】吸入
【調整】2週間
【投与間隔】1日
【技能】〈治療〉
【テスト】なし
【効果】軽傷を受けたキャラクターは、この薬草を吸入するとその日に耐久度を1点回復します。

斑入りリュストウォルト
【入手可能性】希少。春。丘陵地。
【価格】2GC/8GC
【用法】食べる
【調整】4週間
【投与間隔】1日
【技能】〈知識:医術〉
【テスト】知力度
【効果】緑痘症の治療に使われ、1日1回の投与を続けると、病気の期間を半分にできます。

スパイダーリーフ
【入手可能性】潤沢。秋。針葉樹林(ライクヴァルド・ドラクヴァルド)
【価格】15s/5GC
【用法】塗る(外用)、煎じる(内服)
【調整】3週間
【投与間隔】1週間
【技能】〈治療〉
【テスト】知力度
【効果】致命傷を受けた患者が出血による体力低下を防ぐために外用または内服薬として使用されます。
投与する者が知力度テストに成功すれば、ただちに出血が止まります。
たとえテストに失敗しても1D10/2(1~5)ターン後に出血が止まります。

タラベート
【入手可能性】普通。夏。混合林(ライクヴァルド、大森林、ドラクヴァルド)。
【価格】10s/3GC
【用法】塗る
【調整】3週間
【投与間隔】1週間
【技能】〈治療〉
【テスト】知力度
【効果】耐久値が0になった。もしくは致命的損傷を受けたキャラクターにこの薬草を使用すると、24時間睡眠(昏睡)の後、耐久度が1点に戻り、軽傷状態と同じように〈治療〉により耐久値を回復させられます。
ただし、欠損した四肢が繋がったり、骨折が24時間で治ったりすることはありません。

カノコソウ
【入手可能性】潤沢。春。混合林(ライクヴァルド、大森林、ドラクヴァルド)。
【価格】5s/1GC
【用法】煎じる
【調整】1週間
【投与間隔】1日
【技能】〈治療〉
【テスト】知力度
【効果】軽傷のキャラクターの耐久度を1点回復します。

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