・・・続き。
【GM】
では、最後にピョートルさんとベルンハルデペアと行きましょうか。
【ピョートル】
まずは、服を買いに行こう。
もちろんベルンハルデの服をだ!
【GM】
では、ドレスなどを売っている”ブッティック”があり、いろいろ目移りしていると”マヌカン”がどんなものを探しているのか聞いてくる。
※””で括った言葉はすでに死語となった言葉と思われます。30代以上の方にしか通じない魔法の名詞です。(笑)
【ピョートル】
ん~???
アレだ!
ハリウッド女優とかが、レッドカーペット歩く時に着てる、背中がバックリ開いてるアレ!
【ベルンハルデ】
えっ、そんな高そうな物・・・。
【ピョートル】
いいんだ。ベルンハルデ。(←低い声で)
おじさんが何でも買ってあげるよ。
【店員】
お似合いですよ。
こうやって・・・寄せて上げて・・・ラメ振って・・・髪をアップしたら・・・ほら!
立派なレディですわ。
【ピョートル】
♪まるで別人の~プロ~ポーション。
♪1993~♪
さて、俺も上等な服を新調してと・・・。
景色の綺麗なとことかデートします。
【GM】
ピョートルさんはこの街出身ということで、アルトドルフの街を一望できる高台にある教会のことを思い出します。
【ピョートル】
よし、そこにしよう。
【GM】
教会には、尖塔が立っていて上の方には鐘がついています。
【ピョートル】
尖塔には登れるの?
【GM】
はい、鐘の辺りまでは。
ここは、恋人たちのデートスポット的な場所だと思ってください。
【ピョートル】
おいでベルンハルデ!
あははは・・・。
鐘の所に着いた時にベルンハルデに聞いてみる。
【ベルンハルデ】
なあに?
おじさま。
【ピョートル】
こんな時に過去の話をしてすまないが、君が前に進む為にも新たに恋などしたほうがいいと思うのだが・・・その気はないのかな?
【ベルンハルデ】
いつまでも過去に縛られるのは、私も良くないと思うわ・・・。
でも、一つの区切りとして、この「イコン」をマリエンブルグに届けるまでは次に進めそうにない・・・。
【ピョートル】
・・・そ、そうか・・・
報われぬ愛のために・・・”ゴ~ン”(←拳で鐘を鳴らす音)
もう、帰ろうか?
【ベルンハルデ】
はい。
楽しかったわ。
【GM】
そうして、教会の尖塔を下って街の繁華街に出たときに人ごみが出来ている。
なにか見世物でもやっている様子だ。
【ベルンハルデ】
なにかしら?
見に行きましょう?おじさま!
【ピョートル】
(あ~、何かが起きるフラグだ~)←PL発言。
なんだい!
引っ張るなよ~。
あははは・・・。
【GM】
解っていてもつい、付いて行く。惚れた男の悲しい性ですな。
で、人ごみを掻き分けて見ると、赤いローブを着て、肩の辺りにたいまつを差した一人の魔術師が炎を操る魔法を見せてパフォーマンスしています。
この魔術師は、焔の魔法体系の人できちんと学府に所属している人なので、魔狩人とかには追われたりしません。
エンパイアには、先の「混沌の嵐」やその前の大戦の際に忌むべき物とされていた魔法のおかげで混沌の進行を食い止められたという事実があります。
そういった歴史や代々の昔語りなどにより、庶民は魔法に関心が高いのです。
特にアルトドルフの場合はいろいろな人がいろいろな所から集る上に、魔法の八大学府の全てが本部を置いているのも理由の一つでしょう。
【ピョートル】
ほほう。
で、カーンが所属する灰色の学府もアルトドルフにあるの?
【GM】
あるよ。
灰色の学府はアルトドルフで、最も貧しい地区にひっそりとあるらしい。
【ピョートル】
そうなんだ。
【GM】
そんな時!
【少年】
おっと!ごめんよ~。
【GM】
少年がベルンハルデにぶつかって、スイスイと人ごみを抜けて路地裏に消えて行きました。
【ピョートル】
やられた~!
大丈夫か?
ベルンハルデ!
【ベルンハルデ】
ええ、ちょっとぶつかっただけだもの。
【ピョートル】
何か盗まれて無いか?
【外野一同】
ガヤガヤ・・・
ベルンハルデはそんなに金持って無かったよな?
ハートが盗まれたとか(笑)
“イコン”しかね~だろ!
【ベルンハルデ】
無いわ!
形見のイコンが無い!
聖遺物入れごと盗られてしまったわ!
●というベタな展開で次回へ続きます。
プレイからかなり時間が経ってしまっているので、だいぶフィクションが入っていますが、まあこんなかんじだったのでは無いでしょうか?
さて、盗まれた”イコン”は無事取り戻せるのか?
最終的にマリエンブルグに届けなければ次のステップへ進めないベルンハルデ。
ピョートルの想いを届かせるためにも何としても”イコン”は奪還したいところだが・・・。
・・・続く。
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