伝令官は貴族階級の声をつとめる者であり、主君やパトロンの到着を告げ知らせ、時には遠方での重大な出来事の知らせをもたらしもする。 彼らは例外なく弁舌巧みで、当意即妙で、時代背景からすればかなりの教育を受けている。 伝令官は […]

ギルド頭領は、オールド・ワールドでも最大級の影響力を持つ人々であり、各地で商取引の約束事を暗に指図し、通商の便宜を図っている。 このキャリアには商家の大旦那や計算高い盗賊が含まれ、そうした誰もが、貴族相手に巧妙な権力闘争 […]

超常的なまでに音もなく速駆けする忍馳は、オールド・ワールドじゅうをさすらい、混沌(ケイオス)をはじめとする様々な自然界への脅威を見つけ出そうとする。 彼らが最も慣れ親しんでいるのは森林だが、山岳やその他の地形であっても、 […]

偽造人は犯罪世界の芸術家である。 ただし、彼らの才能はオリジナルの作品を作り出すことではなく模造という天職にある。 偽造人は、他者の作品を模造して、それを本物として売ることで生計を立てている。 たとえ皇帝の肖像画であろう […]

鞭打苦行者は頭のいかれた狂信的信者で、自分が死のうが生きようが、混沌(ケイオス)をはじめ、下劣至極とみなす存在に一撃を加えてから逝けるのなら、それで満足する連中である。 彼らはしばしば際立ったカリスマ性を持ち、強烈な個性 […]

中産階級や家内工業人の大半は、合法性に疑問符がつく物品でも売買することにやぶさかでない。 そうした物品を溜めこんで商うのが故買人だ。 彼らは、盗品を換金する専門家である。 彼らは1%の利益を上げるために、盗賊の調達品を他 […]

オールド・ワールドの人々が直面する多くの危険の中に、悪霊に憑りつかれるというものがある。 生者の世界で悪さをしようとするこれらの霊は、犠牲者をできる限りひどく弱らせてしまおうという意図をもってその身体を乗っ取る。 容赦の […]

オールド・ワールドに初めて工業技術を取り入れたのは、ドワーフである。 彼らの中でも技工ギルドは尊敬の的であり、その製品も、伝統的な手法や価値観を継承している限りは、高く評価される。 人間は、ドワーフが供給する製品を入手し […]

正式な決闘の手順が、エンパイア全土の法体系で複雑詳細に規定されたのは、遠い昔のことである。 決闘者は剣やピストルで致命傷を与えることに熟達した者で、名誉を守りたい他者に雇われるが、多くは貴族家の次男坊以下で、一人一人が目 […]

　大衆指導者は、きわめて人気の高い扇動家で、飛びぬけた才能のある演説の達人でもあり、その心に訴えかける言葉は、国家をも動かしうる。 いかなる大儀を擁護する場合にも、彼らは常に指導者の一員と目される。 権力者は大衆指導者に […]