2018-05

猛者(もさ)は、戦闘に命をかけ、戦場では並ぶもののないまでに卓越した戦士である。彼らは指揮官ではないが、個々の戦闘員としては無類の存在だ。彼らは、おのれの技量の真価が最大限に試される瞬間の為に生きている。自己の優越度を確かめられるのは、その...

ゴスポダールの集落ごとに毎年、春になると退役したウイングドランサーに召還された若者が集まる。別れを惜しみ泣いている女性たちの声に乗って彼らの羽飾りは騎馬隊の回転とともに悲しげな音を鳴らす。彼らは悪に対抗するため帰ってくるまで「死者のライダー...

城塞建築家は元々農民であり、ブレトニア貴族たちの権力を保護する大規模な城塞を建設するに当たって貴族たちは全くその知識が無い。よって、土木の知識に精通した農民を城塞建築家として信頼するしかない。よって、城塞建築家はしばしば君主からの信頼を得て...

ブレトニアの貴族は領地の農民に対して正義をもたらす責任がある。誰かが犯罪を犯した場合、農民たちはその犯罪者が罰せられることを望む。場合によっては、領主が犯罪者を吊るすことがあるかも知れないが、そのようなことは農民たちは避けたがるので、大抵の...

探求騎士は常に聖杯求めていて、彼が現れると無鉄砲な巡礼者たちの足音も後を追う。探求騎士はブレトニアと世界の安息を求めて湖の淑女の祝福を受けている。様々な探求騎士が聖杯を求めて旅をしているが、未だ誰もそれを手にした者はいない。それでも探求騎士...

魅力的な若者というのは確かにいる。ラプスカリオンは必ずしも裕福ではないが、恵まれた外見や魅力的な会話術によって自分自身の魅力を引き立てる術を知っている。かれらは猫のように賢く、素早く、そして危険だ。ラプスカリオンは泥棒ではないが、盗みを働こ...

信者の多い宗派は少なからずある程度の政治的な影響力を持つ。司祭たちは、市議会で寺院を代表したり、町を支配する貴族から裁判官に任命されたり、寺院所有の土地の管理者になることができたりする。説教を行い、法律を議論することで、彼らは市民社会と宗教...

印刷機はエンパイアの新しい発明であり、その存在は現在も変わっていない。記者は的確な記事を載せるため、情報収集、研究、書く、スケッチするなど、ペーパープレスに情熱を注ぐ一種の職人なのだ。政治家や宗教家たちは今や全く新しい方法で、メッセージを広...

一部の隠者や修道士は神秘主義者になる。彼らは知識や知恵を求め尽くして、もはや自分自身で知恵を求める術をなくしてしまったのだ。修道院の指導者の多くは神秘主義者で、最も感覚的なコミュニティーでは彼らの「洞察」という感覚だけでよそ者を追い出すこと...

魔法大学校は汚れた洗濯物を洗い流すことを嫌う魔法使いや他の当局者たちの不正の温床になることを避けるために独自の番犬として監査魔術師を雇用している。暗黒の魔法、ネクロマンシー、ヴァンパイア、悪魔崇拝を実践する者を探し出す。また、これらの暗黒芸...