正式名:ミドンヘイム及びミドンランド大公国
統治者:選帝侯ボリス・トッドブリンガー。ミドンヘイム伯にしてミドンランド大公、カルロブルグ君侯、ドラクヴァルドの守護者、中央山系の監視者、ウルリックの寵愛を受けし者
政治形態: ミドンヘイム―強力な官僚制を伴う封建制。ミドンランド―カルロブルグの貴族、市民、聖職者による議会を伴う封建制(170年間、開かれていない)
首都:ミドンヘイム
勅許自由都市:カルロブルグ、デルベルツ
主要輸出品:ワイン、鉄、羊毛および羊毛製品、中央山系産出の銀
ミドンランドはエンパイアの北部最大の勢力である。
軍事力と経済力を通じて北部と東部の近隣領邦に著しい影響をおよぼしている。
その影響力はライクランドやタラベックランドに匹敵し、大都市ミドンへイムはナルンやアル卜ドルフに比類する。
ミドンランドは過去何人もの皇帝を輩出しており、その発言はエンバイアの”北部”を代表するものとなる。
西と南西は荒れヶ原の北部街道に、東はホックランドと中央山系、南はタラベック川を挟みウルリック教団の主導権争い、北で接するのは同盟関係にあるノードランドと敵意あるエルフの居住地ローレローンの森だ。
ミドンランドにはドラクヴァルドの森が茂り、その内奥には未だ秘密が潜んでいる。
また、領邦の西端部を占めるミドン湿原は美味な鱒で有名な一方、幽霊が出没という意味でも有名である。
主要都市
カルロブルグ
かつての帝国首都であったこの街は、ライク河の急斜面に築かれており、街路や階段が迷路のように入り組んでいる。
雨水や汚水が斜面を流れ下りるため、港の靴磨きたちの商売は繁盛している。
現在は難民が流入して、街の資源に過度な負担をかけている。
犯罪が多くなり、カルロブルグ住民と難民との間で両者を非難し合い、暴動の発生も懸念される状況だ。
デルベルツ
デルプ川の側にあるこの街は、ミドンへイムとアルトドルフを結ぶ街道の中継地点として位置し、上質の地場ワインで有名な勅許自由都市である。
デルべルツも大量の難民を抱えているが、さけび連山のへりに建てられた雜民キャンプは”新デルペルツ”と呼ばれるほどで、これは居酒屋亭主や商人たちの地域をまとめ上げる手腕によるところが大きい。
ミドンへイム
ウルリック教団の本拠地、北部最大の都市であるミドンへイムはア一ケイオンの侵攻を砕け散らせた大岩である。
ウルリック山と呼ばれる山の上にある市街地に向かって、マリエンブルグ、キスレヴ、タラブへイム、アルトドルフへと続く巨大な陸橋が伸びている。
ミドンへイム攻城戦では洗練された多くの建物が廃墟となり、壁が破壊された。
住民の大部分は敵の侵攻とともに逃げ出しており、西部の都市の難民問題の種となった。
残された者たちにとって街の再建作業が悩みの種だ。
ウンテルガー卜
シュルテンパウアー伯の不当な税から逃げ出してきた難民たちによって一世紀ほど前に建設された若い町である。
トウブ川に橋を架けたことがきっかけで、町は発展した。
しかし皮肉にもそれが戦争で戦略の拠点と目され、エンバイア軍とア一ケイオン軍との熾烈な市街戦が繰り広げられる結果となる。
辛くもエンバイア車は勝利したが、町の東半分ば破壊され、西半分も甚大な被害を受けた。
わずかに残った生存者たちで再建に努めたが、ビーストマンの戦集団の接近を聞き、ミドンへイムへと逃亡することになった。
居留地名 | 規模 | 統治者 | 人口 | 裕福度 | 産業 | 兵士の数と質 | 備考 |
ミドンへイム(Middenheim) | 都市 | ボリス・トッド・ブリンガー選帝侯 | 15,000 | 5 | 交易、軍隊、 行政府 | 50a& 150b/1500c | 領邦の首都であり、ウルリッ ク教団の中心。本来の人口は 95.000人だが2522年の襲撃により減少している。 |
アレンベルク(Arenberg) | 村 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 0 | 0 | – | – | 2522年に破壊され、44人いた住民は行方不明になった。 |
エルシュテルヴェル卜(Elsterweld) | 町 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 0 | 0 | – | – | 2522年に破壊され、288人 いた住民は行方不明になった。 |
グレーフェンフェル卜(Grevenfeld) | 村 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 0 | 0 | – | – | 2522年に破壊され、58人いた住民は行方不明になった。 |
ホルツベック(Hofzbeck) | 村 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 0 | 0 | – | – | ホックランドとの間で支配権 が争われた。 2522年に破壊され31人いた住民は行方不 明になった。 |
フンシェ(Hunxe) | 村 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 0 | 0 | – | – | 2522年に破壊され、77人いた住民は行方不明になった。 |
インメルシェル卜(Immelschld) | 村 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 0 | 0 | – | – | 2517年に廃墟と化した。 |
イエーガー八ウゼン(Jagerhausen) | 村 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 0 | 0 | – | – | 2522年に破壊され、75人いた住民は行方不明になった。 |
リンデンハイム(Lindenheim) | 村 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 0 | 0 | – | – | 鉱山集落。2522年に破壊され、93人いた住民は行方不明 になった。 |
ノルダーリンゲン(Norderingen) | 町 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 12 | 2 | 農業、木材 | 2511年緑斑脳炎に襲われた。 2522年混沌の軍勢が周辺地域へと退却して来る。250人 の住民の多くが逃亡した。 | |
シヨーニングハーゲン (Schoninghagen) | 町 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 980 | 3 | 木材、交易 | 125b/250c | 本来の人口は450人だが、解 雇された兵士たちによって膨れ上がっている。 |
ヴァレンブルク(War renburg) | 町 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 0 | 0 | 2522年に破壊され、ファウスラクの麓には貧民街が広がっ ている。 | ||
アーレンホーフ(Ahlenhof) | 街 | エミール・フォン・コッツェビュ一男爵 | 4,200 | 3 | 木材、交易、農業、牛 | 60b/125c | 渡船場。アル卜ドルフからタ ラブへイムに向かう”ヒンデリ ン豪肇客船•の寄港地の1つ” 本来の人口は2,200人だが難民によって膨れ上がっている。 |
バー卜・ホーネ(Bad Hohne) | 村 | フォン・コッツェビュー男爵 | 86 | 2 | 農業 | -/8c | 鉱泉。 |
レ-ア(Leer) | 村 | フォン・コッツェビュー男爵 | 98 | 2 | 木材、養豚、農業 | -/10c | |
ズーデデルベルク(Suderberg) | 村 | フォン・コッツェビュー男爵 | 79 | 2 | 農業、牧牛 | -/8c | |
真鍮砦(Brass Keep) | 砦 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 0 | 0 | 中央山系西部に有りオス卜ラ ンドからの街通を守備している。2522年ア一ケイオンによって陷落。 | ||
カルロブルク(Carroburg) | 街 | レオポル卜・フォン・ビル卜ホーフェン公 | 12,000 | 4 | 交易、ガラス と陶磁器 | 150b/1000c | かつてのミドンランドの首都 (ミドンへイム独立当時)。本来の人口は8,000人だが難民 によって膨れ上がっている。 |
アンセルドルフ(Anseldorf) | 村 | フォン・ビル卜ホーフェン公 | 56 | 1 | 農業 | – | |
バーレンファーレ(Barenfahre) | 村 | フォン・ビル卜ホーフェン公 | 80 | 2 | 漁業 | – | 渡船場。 |
ドゥンケルビル卜(Dunkelbild) | 村 | フォン・ビル卜ホーフェン公 | 67 | 2 | 木材 | -/5b | |
プンツェン(Punzen) | 村 | フォン・ビル卜ホーフェン公 | 57 | 1 | 農業 | – | |
シャッテンラス(Schattenlas) | 村 | フォン・ビル卜ホーフェン公 | 54 | 2 | 自給のみ | – | 渡船場。 |
ゼンデン(Senden) | 村 | フォン・ビル卜ホーフェン公 | 45 | 1 | 自給のみ | – | |
ヴァイデマルク卜(Weidemarkt) | 村 | フォン・ビル卜ホーフェン公 | 61 | 2 | ワイン、農業、漁業 | -/5c | 渡船場。 |
居留地名 | 規模 | 統治者 | 人口 | 裕福度 | 産業 | 兵士の数と質 | 備考 |
デルベルツ(Delberz) | 街 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 4,500 | 3 | ワイン、木材 | 20b/75c | アル卜ドルフ、・ミドンへイム街道の重要な街であり川港。 本来の人口は2,000人だが 難民によって膨れ上がって いる。 |
ミッテルムン卜(Mittelmund) | 村 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 35 | 2 | 農業 | – | |
シュバルツマルク卜(Schwarzmarkt) | 村 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 61 | 2 | 農業 | -/5c | |
トゥルムゲーベル(Turmgever) | 村 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 53 | 1 | 木材 | – | |
グリミンハーゲン(Grimminhagen) | 街 | エルスター・シュテルンハウアー伯 | 200 | 2 | 木材、木彫品 | 50b/25c | 本来の人口は1,500人だが2522年の略奪によって減少している。 |
フィンテル(fintel) | 村 | シュテルンハウアー伯 | 0 | 0 | – | – | 2522年に破壊され、75人 いた住民は行方不明になっ た。 |
八ルスム(Harsum) | 村 | シュテルンハウアー伯 | 0 | 0 | – | – | 2522年に破壊され、82人 いた住民は行方不明になっ た。 |
ロッシェ(Rosche) | 村 | シュテルンハウアー伯 | 0 | 0 | – | – | 2522年に破壊され、64人 いた住民は行方不明になっ た。 |
ヴィンゼン(Winsen) | 村 | シュテルンハウアー伯 | 0 | 0 | – | – | 2522年に破壊され、78人 いた住民は行方不明になっ た。 |
グリューベン卜ライヒ (Grubentreich) | 村 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 88 | 3 | 農業、牧羊、 山羊の飼育 | 2b/8c | |
カメンドゥン(Kammendon) | 村 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 28 | 1 | 漁業、砂鉄採掘 | ミドンへイムの西110マイル、 シャウムフルース川が、シャー デンズンプフに流れ込む地点に位置する。 | |
ライヒリンベルク(Leichunberg) | 村 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 72 | 2 | 農業 | -/5c | |
ミドンシュターク(Midoenstag) | 砦 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 62 | 4 | 行政府 | 50b/- | ミドンランドとホックランドの境界に近く、金豹騎士団によって守られている。2522年の攻擊を生き延びたが、守備隊は200人から激減している。 |
プリッツシュ卜ック(Pritzstock) | 村 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 48 | 4 | 農業、ワイン | -/4b | 小規摸だが高品質のブドウ園がある。 |
シャインフェル卜(Scheinfeld) | 町 | キルシュテン・フォン・ゴー卜男爵 | 850 | 3 | 交易、農業、 漁業 | 25b/100c | 町の東2マイルにシャリア によって祝福された聖地があり修道院が存在する。 |
八プシュテー卜(Hupstedt) | 村 | フォン・ゴー卜男爵 | 95 | 2 | 農業、木材 | -/10c | |
ウーデル(Uder) | 村 | フォン・ゴー卜男爵 | 92 | 2 | 農業、漁業 | -/10c | |
ショッペンドルフ(Schoppendorf) | 村 | ヴォルフラム・フォン・ヒュッテン男爵 | 84 | 3 | 木材、農業 | 10b/20c | 2522年の攻擊によって被害を受け、防備が固められて いる。 |
ラングヴィーゼ(Langwiese) | 村 | フォン・ヒュッテン男爵 | 0 | 0 | – | – | 2522年の略奪によって35人の注民はタラベック河を渡って逃れた。 |
ソーフ(Sokh〉 | 村 | トッド・ブリンガー選帝侯 | 0 | 0 | – | – | 41人の人口を持つ小さな悪臭漂う集落だったが2522年に陥落した。 |
ウンテルガー卜(Untergard) | 町 | 町議会 | 0 | 0 | – | – | 混沌の嵐の間に大きな戦いがこの地で行なわれた。75 人の生存者はミドンへイムに选れた。 |
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