混沌の褒賞:Rewards of Chaos

ケイオス・チャンピオンの主たる目的は地獄の主に奉仕することであり、もしその役割をうまく果たせないのであれば、彼の手にする褒賞は死と破滅のみである。
また、従者がいかに献身を尽くそうとも切望する祝福が必ず得られるわけではなく、ひたすらもだえ苦しむことを強いられたはてに、待つのは死ということもある。
そうした環境の下においても、絶えず変化する寵愛の基準を満たして主を喜ばせた者は「混沌の褒賞」を手にすることができる。
超人的な筋力や能力を得たり、強力な破滅の武器を入手したり、待望の主の烙印を授かって、他の混沌の従者たちとはっきり区別されることさえある。
これらの褒賞に危険が無いわけではない。
暗黒の神々は気まぐれであり、不浄な恩恵と同じくらいに、さらなる変異を手下に授けることも多いのだから。

褒賞の獲得の仕方

暗黒の神々は彼らの目的と関心に沿った功績に対してのみ、褒賞を授ける。
さらには、褒賞を授けるのは彼らに仕えるチャンピオンの行動を実際に気にかけていた時だけである。
暗黒の神々は個々人の行動など一顧だにしないことで名高いが、とはいえ定命の従者が冒浣的な神の名の元にひとかどの功業をなしたとなれば、御目を掛けてくださるものだ。
「混沌の褒賞」や「恩賞」を得る方法は決まっておらず、予測不可能である。
コーンのチャンピオンが百人の人間を虐殺しても、”血の神”からなにも授からないかもしれない。
一方数人の一般人を屠殺した他のチャンピオンは素晴らしい、人生を変える祝福を与えられるかもしれない。
GMは経験点を与えるのとおおよそ同じやり方で褒貧を与えるべきである。
キャラクターがそれを受領するのに相応しいと考えた時にはいつでも、下記の表「混沌の褒賞」でロールを行なうこと。
最も簡単な方法は、単純に4回から6回のセッション毎に1つの褒賞を与えることだ。
ケイオス・チャンピオンはただ存在するだけで暗黒の神々の利益となると考えるこの方法は、その人生を通してキャラクターが疑いなく主の理想を推し進めるための行動を行なっていることをほのめかしている。
もしもキャラクターの行動が主の望みに反するものであったり、贖罪の方法を探したりしているようなら、暗黒神は褒賞の代わりに混沌変異を授けるであろう。
あるいはまた、GMがゆっくりとしたペースを好むのであれば、キャラクターが運命点を獲得する毎に褒賞を得るようにしてもよい。
この方法はプしイヤーに、切望する恩恵を得るために危険を冒し、神々のために精力的に働く気を起こさせるであろう。
そしてまた、GMはキャンペーンの劇的な瞬間にそれらを与えることができるのである。
キャラクターが、明確に主の意向に沿った働きを成し遂げた時には、GMは適切に報いるべきである。
GMがこの方法を採用するならば、キャンペーンの中で恩恵を与えるに相応しい重大な出来事を用意すること。
プレイヤーはその時、彼らの主に印象を残すために熱心に働くだろう。
引き起こされるイベントは、キャラクターの仕える暗黒神にとって紛れも無く重要なものでなければならない。
コーンの望みは数百人の虐殺に他ならず、ティーンチは綿密に絡み合った陰謀を成功させた時に彼のお気に入りに報いるだろう。
スラーネッシュは信奉者を集めての乱痴気騒ぎを好み、ナーグルは彼の愛と苦痛を広める者を尊重する。
それらを考虜して、構想を練ること。
また他の方法は、キャラクターが神々の関心を得るために成し遂げなければならない事を前もって考えておくやり方である。
GMは冒険の中で特別なイベン卜を起こし、そしてそれにキャラクターが適切な対処をした時に、暗黒神が恩恵を授けるようにする。
繰り返すが、そうした行動は混沌勢力の利益となるものでなければならず、チャンピオンにとって一定の危険を伴うものであるべきだ。
最後の、おそらくもっとも混沌の性質に合った方法は、キャラクターがいつ褒賞を得るかを無作為に決定するやり方である。
各月に、プレイヤーは1d10をロールする。
もしその数が暗黒の神々の好む数字(コーンは8、ナーグルは7、スラ一ネッシュは6、ティーンチは9)と一致したならば、彼は褒賞を受領する。
しかしながら、プレイヤーには秘密だが、もし仕える主と敵対する暗黒神の数字を振ってしまったならば(コーンはスラ一ネッシュと敵対し、ナーグルはティーンチと敵対している)彼らは代わりに混沌変異を得ることになる!

褒賞と狂気
キャラクターは「混沌の褒賞」を入手するたびに1d10/5 +1点(1~3点)の【狂気点】を獲得し、加えて彼の【魔力点】1点につき1d10/5 +1点(1~3点)の【狂気点】を獲得する。
彼は獲得する狂気点を減らすための特別な【意志力】テストを行なうことができる。
成功の度合いの1段階毎に、獲得する狂気点を1点減らすことができるのだ。

※【狂気点】ロールの出目は5未満の出目は「0」とみなすので、1点。5~9の出目なら2点。10の出目なら3点という意味だ。

混沌の褒賞

ロール 褒章 ロール 褒章
01 エグザルテッド・ディーモン 60~69 混沌の神力
02~40 変異の祝福 70 *悪魔の武器(ディーモン・ウェポン)
41~42 狂乱 71 悪魔の軍馬(ディーモン・スティード)
43~47 混沌の武器(ケイオス・ウェポン) 72~91 主の恩賞
48~52 混沌の鎧(ケイオス・アーマー) 92~97 混沌の猟犬(ケイオス・ハウンド)
53~57 混沌の軍馬(ケイオス・スティード) 98~00 暗黒神の眼
58~59 混沌の落とし子(ケイオス・スポーン) *混沌の大魔将のみが入手可能で、それ以外の者は「変異の祝福」を授かる。

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