種族・モンスター

スケルトンは、死霊術師が墓地を侵し、死者の遺骨を再生することによって作られる。心をもたないクリーチャーであるため、魔法によって命令を与えねばならず、さもないと永遠の眠りに戻ってしまう。彼らは知性をもたないため、食事や休息の必要がなく、敵から...

ゾンビは、人間の死骸が蘇生されたものであり、どれも人間めいた姿はしているが、腐敗の進行度は多種多様だ。埋葬期間に応じて、生きているかと見まごうような死にたての死骸で、額にぱっくり開いた斧傷からようやくアンデッドと分かる者から、朽ち果ててスケ...

ダイア・ウルフは醜怪なアンデッド・クリーチャーで、髑髏めいた頭部と、爛々と赤く光る目と、腐りかけた黒い毛皮とをもつ。ことにズィルヴァニアでは、フォン・カーシュタイン・ヴァンパイアの配下として、頻繁に目撃されるため、小作農からひどく恐れられて...

女殺人者か、ひどい凶悪犯罪を犯した女が死んだ後には、風の噂に、女の影が現世にとどまって生者をさいなみつづけると伝え聞くことがよくあるものだ。巷説にいわく、バンシーの叫喚を耳にすることは、例外なく死の宣告を意味するという。髑髏めいたバンシーの...

ミイラは、埋葬布に包まれ防腐処置を施された古代戦士の亡骸から作られる。人類最古の文明の多くでは、とりわけアラビィや南方の大帝国ネフェキーラでは、死者はそうした流儀で埋葬された。大死霊術師ナガッシュが現れ、呪われた秘法を広く実践したことにより...

レイスは身体をマントにすっぽりつつみ、巨大な大鎌をたずさえている。マン卜の奥には爛々と光る目がのぞくばかりだが、フードをめくり上げて、実態のない影(エーテル)めいた髑髏に邪悪な笑みをうかべることもある。レイスが生まれるのは、強力な魔術師が寿...

ワイトとは、定命の英雄の亡骸が、おのれの邪悪な意思と、数世紀の昔に墓所に葬られた際に人々がつむいだ強力な魔法とにより、肉体の死を克服して蘇った存在である。ワイトは、ほぼ例外なく全身鎧ずくめだが、兜の目庇の下には血の気のうせた顔が、さらにその...

脈拍も、呼吸も、生命すらもたず、それでもなお身動きをする彼ら。死して、なお夢境にあり、定命の宿命にはたと思い至らせて生者を苛むがために存在する彼ら。舌のない口で、彼らがささやく名はひとつ――ナガッシュ。黒きナガッシュ、オールド・ワールドを闊...

ルイナス・パワーズの覚えめでたい“統べるもの”たちが騎乗するのが、この悪魔めいた魔獣である。混沌のクリーチャーの例に漏れず、ディーモニック・マウントは種々様々な姿をしているが、最も一般的なのは、赤く燃える眼をして、死病の瘴気を息を吐く、悪魔...

ヴァンパイアやワイ卜はしばしば、この種のアンデッド馬に騎乗して戦場に駆けこむ。ナイ卜メアは、屈強な軍馬の死骸が蘇生されたもので、肉体は腐敗し、蛆がたかっている。ブラッド・ドラゴン・ヴァンパイアは、とりわけナイ卜メアを好む。主要プロフィール武...