・・・続き。
【ＧＭ】
さてと、落とし穴の位置や作戦は大方きまりましたね。
では、時間を進めて次の日の朝にしますよ。
【アデルベルト】
今夜現れることは恐らく無いだろうから、十分に睡眠をとっておかねば。
【ＧＭ】
そうそう、その前に。
村人全員がPCたちの協力を頼もしく思っているわけではなく、諦めた村人数家族は少しでも生きられる可能性がある方を選ぶのだと慣れない武器を持つ老人や子供の姿がある。
恐らく、目的地はアルトドルフだろうが、徒歩で行くにはレイクランドの森を抜ける必要があり、途中モンスターなどに襲われたりすることが考えられ、夜通し歩いて森を抜けるのは彼らでは無理だろう。
【リンダラ】
何とかして止めなければ。
【エリーズ】
むざむざ死ににいくことは無いズラ。
【村長】
手を尽くして説得はしました・・・。
しかし、彼らには彼らの考えがあってのこと。
正直、私を筆頭にあなた方がケイオス・チャンピオンを確実に撃退できるかどうかは半信半疑で、希望に賭けているといった状態です。
村を捨てる彼らは、苦渋の決断の末にあなた方に頼るより運を天に任せて森を抜ける方が生き残れる可能性が高いと考えてのこと。
追わないでやって頂きたい。
【リンダラ】
ダメだ！
落とし穴の場所などが、ケイオス・チャンピオンに漏れたりしたらせっかくの計画が台無しだ。
【ウルフガング】
確かにそうだ。
村人の判断は判断だが、一部の村人のせいで、多くの村人を救えなくなる可能性が出てくる。
【カーン】
私が再度説得してみよう。
【ＧＭ】
長年一緒に生活してきた村人が説得してもダメだったのにポッと出の冒険者が説得しても無駄でしょう。
村を捨てると言うことは、どれだけの苦渋の決断をしたことか。
【アデルベルド】
でも、マジで情報が漏れるとヤバイし・・・。
●演出として君たちの強さってそんな物だよ。と村人を逃がしたいＧＭ。
情報の漏洩を恐れるのと、村人を全員助けたいPL。
このときはなぜか私も演出として村人を逃がしたくてガンコになってしまってました。
逃げる村人を力ずくで止めるのか？
威圧で脅すのか？
などと、30分くらいPLとやり合ってしまいました。(反省)
【ＧＭ】
結局、数十人の説得には成功したものの、残りの数十人は夜明けとともに逃げてしまう。
朝、時間にして10時くらいだが、その頃に村の正面と裏手のメインの出入り口が、混沌の軍勢に囲まれてしまう。
正面には、ケイオス・チャンピオン。ゴール3匹。タスクゴール2匹。
裏手には、ミノタウロス。センティゴールとそれに騎乗したクルガン人2組。
合計11名で村の入り口を固めている。
一応、新しいモンスターが居るので説明。
ミノタウロスは簡単に説明するとゴールの親玉みたいな感じ。
ゴールたちより一回り大きく見るからに強そうだ。
ギリシャ神話の伝説の獣人というよりは、森に住む手強いモンスターくらいの珍しさです。
タスクゴールは、見た目がイノシシです。
無数の牙が生えていて、硬い体毛で全身が覆われています。
どう見ても突進攻撃が得意でしょう。
クルガン人は部族ごと混沌に魂を売った北方の戦闘部族です。
力任せに攻撃する事が多く、騎馬や四足の生き物の操縦に長けています。
今回は、下半身が牛のセンティゴールに騎乗しています。
【アデルベルト】
村人8人のデータは？
【ＧＭ】
あるよ。
自分たちで好きに動かしてくれ。
【ウルフガング】
じゃ、アデルベルトに任せた。
【一同】
自分のキャラで手一杯だから。
よろしく。
アデルベルト。
【アデルベルト】
ウヒョー。
●こうして、混沌の軍勢11人(匹？)VSワールウインド+8人の村人の戦いの幕が切って落とされようとしています。
あれだけ綿密に練った作戦はどう効果を表すのか？
そもそも、ワールウインド一行は、ケイオスチャンピオン相手に勝利できるのか？
今回全く触れられなかった「魔剣」は一体・・・。
・・・・続く。
コメント