・・・続き。
【ファットボーイ】
心当たりというのは、博士の私設研究所のことです。
【アデルベルト】
その研究所はどこにあるんだ？
【ファットボーイ】
エンパイアとブレトニアを結ぶ「斧噛み峠」の麓、ヘルムガルドの街の郊外に研究所はあります。
そこには、ごく限られた数人の信頼できるドワーフの技師と私のような”優秀な”助手がいます。
【ピョートル】
そこで、例の兵器を開発しているのか？
【ファットボーイ】
はい、「半生命体、人型汎用兵器SL-零」はそこで開発されています。
“SL-零”を良い方向で使用するも、悪い方向で使用するも全て博士次第です。
博士がスラーネッシュの誘惑に感化される前になんとか救出しなければ・・・”SL-零”が混沌側に利用されてしまうと、エンパイアはますます窮地に陥ってしまいます。
エンパイアの危機を救えるのは、今やあなた方しかいません。
何とか博士の救出に力を貸して頂けないでしょうか？
博士さえ、生きていれば報酬も払えます。
そして何より、エンパイアの人々の普通の生活、喜怒哀楽、そんな平和な日常こそ最大の報酬です。
お願いします。どうか力を・・・
【ＧＭ】
さて、皆さんファットボーイの懇願ですが、どうしましょ？
ファットボーイの依頼を断りそのまま「マリエンブルグ」を目指すなら川船で3～4日です。
ファットボーイの依頼を受けて「ヘルムガルド」を目指すなら、陸路を馬車で3～4日です。
【エリーズ】
キャ○アイ、サイ○ーグ009-1ときて、今度はエヴァ○ゲリオンが出てきたズラ。
一体、どこまでパクリ倒すズラ？
【ＧＭ】
パクリじゃないよ。
どうしてもオリジナルでシナリオとか搾り出していると、過去に観たり読んだりした良い作品に似てくるのはしょうがないよね。
パクる気なんて全然無いんだけど、自然と似てくるんだよね～。
【エリーズ】
それをパクリというズラ。
【ウルフガング】
俺は、ファットボーイの依頼を受けたほうが良いと思う。
【ピョートル】
私も同感だ。
【アデルベルト】
どうして？
【ピョートル】
よく考えてみろ。
ＧＭがこんだけファットボーイをペラペラ喋らせてＰＣを導こう導こうと必死じゃないか。
【ウルフガング】
そうそう、ここで「いや、マリエンブルグに行きます～」とか言うと経験点が少なかったりするぞ！
【アデルベルト】
確かに・・・このＧＭならやりかねないな・・・。
【一同】
我々は博士を救出しようと思います。
【ＧＭ】
・・・・・聞こえてるんだけど・・・
ま、まあ、ありがとう！？
じゃ、博士救出ね。
いいんだね？
では、PC一行は「ヘルムガルド」に向けて出発します。
・・・続く。
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