【第7回】鋼の旅団Regular meetings in 福岡

【第7回】鋼の旅団Regular meetings in 福岡 詳細

  • 場所 :福岡市 城南市民センター「 福岡市城南区片江5丁目3番25号」 第3会議室
  • 日時 : 2020年9月27日(日曜日) 10:00~19:00予定。
  • 参加費 : 500円。
  • メンバー募集 :なし

新型コロナウイルス拡散防止の対策として、市民センターより下記のお願いをされております。
・人数は会議室の定員半数まで(各自2m以上のソーシャルディスタンスを確保)。
・全員マスク着用。
・センター出入りの際には、手指のアルコール消毒(施設設置)。
・会議室の十分な換気。
・代表(私)は、参加者全員の体温チェック(朝、各自で検温して私に報告して下さい)と名前(ハンドル不可)、連絡先(携帯番号)の把握。

現時点(8月下旬)の状況ですので、どうなるかはわかりませんが、今後の状況次第では、再延期もあり得ますので、その際はご了承下さい。

 

前回のあらすじ

メンバーのJun-Chanさんが毎度、驚異的な記憶力でまとめてくれるあらすじです。
今回のセッションの時系列までまとめてくれました。
感謝しかありません。

レース7日目。
クリューデンヴァルトでの死闘を終えた“聖角”は夕暮れと共にその地での休息を取ることにする。
追い払われた“自由革命軍・無銘戦士”の夜襲を警戒するシルベーヌとポールは村の周辺を見回るが、幸いにも彼らは既に近くには居ないようだった。

ハルフレズは、琥珀のペンダントを見た村の少女「マフ」が見せた反応が気になり、話を聞きに彼女の元を訪れたが、そこで琥珀のペンダントとエスクの地にまつわるきな臭い噂を聞くことが出来た。
マフと父のパパスは元はホーベルホーフ(クリューデンヴァルトとエスクの中間)の住民であり、パパスはエスクの鉱山で技師として働いていた。

豊富な鉱脈として賑わいを見せていたエスクであったが、その奥には鉄の扉で封印された門が発掘された事で状況は一変する。
風車のような印が刻まれたその扉は琥珀のペンダントが光るという反応を示していたが、いかなる方法でも開く事ができなかった。

やがて扉の話がエスク領主であるホックランド選帝侯の耳に入ると、選帝侯は扉の周辺を封鎖し鉱夫たちを追い出し箝口令を敷いた。
更には、その扉の存在を知る者の不審死も相次ぎ、その扉について口にする者は、やがていなくなったという。
折しもその時、混沌の嵐が起き、ホーベルホーフは、混沌のミュータントに襲われ、マフは逃げる途中でパパスとはぐれてしまう。
そして、マフの元に戻ったのは仲間の鉱夫によって持ち帰られ、父の遺品となってしまった琥珀のペンダントだけだった。

翌朝、琥珀の重要性を感じた“聖角”はマフを説得して琥珀を借り受ける事にする。
更に、琥珀が神父の物とマフの物以外にも存在する可能性もあるため、周辺の村から避難してきた村人から琥珀に関する情報を集めてみたが、鉱山にまつわる話は、「呪い」や「口封じ」を信じる村人たちから、それ以上の情報は得られなかった。

かくして朝からやや遅れて出発した“聖角”だったが、ホーベルホーフへの途上で衝撃的な光景を目の当たりにする。
前回PCを苦戦させた“自由革命軍・無銘戦士”連合チームは、無残に引き裂かれた死体となってPCたちに発見される。
更に、この先の街道を遮るように切り倒された巨木の上には、恐怖の表情が張り付く顔面に「GOBACK(とっとと帰れ!)」と刻まれた生首が並べられていたのだ。

その死のサインは、レース参加者への敵意と悪意とが剥き出しにされていた。
更に、“聖角”と拮抗していた彼らをここまで一方的に殺戮した存在は“聖角”を戦慄させるには十分だった。
足跡を探るもその正体は判然とせず、“聖角”はその殺戮の跡を避けて先に進むのが精一杯だった。

中央山地の山道は、死のサインの不安を一層煽る曇天の下、途中、鞭打ち苦行者の一団をやり過ごして更に進んだ先で、ようやく廃村ホーデルホーフへと辿り着いた。
廃村のはずのこの村で“聖角”を出迎えたのは、“鳴待不如帰”の一員である二人のレース参加者であった。
彼らはライコフ選帝侯の使者を名乗り、生き残った全チームによるエスク一斉攻略に加わるよう、“聖角”を迎えに来たというのだ。

折しも降り出した雨を避け、マフの生家へと入った“聖角”は使者達から先行するエスク到着組の現状を聞くことにするが、状況は想像以上に過酷と言えた。

エスクは村というより数十軒の小屋が立つ集落といった規模だが、その至る所に人間やミュータントの死体が横たわってお十、生者が近づくと一斉に襲ってくる“不死者の番兵”に守られた鉄壁の地と化していたのだ。

“鳴待不如帰”の使者「ヴィルデマーレ」と「クレヴェール」によれば、エスク到着1番手だったライコフ選帝侯の“栄光への架け橋”、3番手に到着した“鳴待不如帰”と“風林火山”が相次いでエスクに突入するも、敵の数の余りの多さに負傷者が続出し撤退を余儀なくされた(ただし、2番手だった“正統なる血統”は少数だったので静観していた)。

ライコフ選帝侯自身は無傷であるが親衛隊たちは満身創痍であったため、単独勢力でのエスク攻略は困難と判断。
かくして、全チームによるエスク一斉攻略を呼びかけ、決死の森抜けをしてきた5番手の“ブレイカーズ&ウォール”も含めた5チームによる共闘が成立したのだが、ライコフ選帝侯は戦力のさらなる充実のため、ダークホース格とも言える“聖角”にも使者を出し、到着までの間はエスク近くの崖上の山道にキャンプを張っている、との事だった。

最下位だった“聖角”にとっては渡りに船と言える話ではあったが、琥珀を持つ事や道中の死のサインを見たことで他チームに少なからず疑心を持っていた“聖角”は、共闘には同意するものの、すぐにでも前線へと戻るという使者には同行せず、翌朝後を追うと使者に伝えて彼らを送り出した。

そして翌朝、“聖角”はマフの父の遺品を入手しホーベルホーフを出発、一日半の山道の行程を経てライコフ選帝侯のキャンプに到着し謁見を果たした。
しかし、選帝侯が決めた攻略作戦が「高度の柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処する」であることに不安を覚え、リーダーのマグナスを中心に、周辺から戦力を削る策を検討する。
だが、烏合の衆である6チームの足並みを揃える事は不可能だと諦め、翌朝の一斉攻略への参加を決断した。

なし崩し的に決まった共闘、死者ばかりの腐臭漂う戦場、周辺を覆うまとわりつく曇天。
決戦を前にしてもキャンプ地に集う6チームの士気は低かった。
見かねたハルフレズは、この6チームを敵を打ち倒すべく団結する6柱に例え、詩吟で周囲を鼓舞し、僅かではあるが士気を上げる事に成功する。

しかし、神は予定通りに作戦を実行させくれはしなかった。
エスクの外へは出ることができないと思われていたゾンビやスケルトン達が、大挙して夜襲をかけ、キャンプ地への突入を許し乱戦状態となったのだ。
朽ちた体で蠢く不死者たちは見る者に恐怖を植え付け“聖角”も苦戦を強いられる。
更に追い打ちをかけるように、不気味な蝙蝠が飛来したかと思うと巨大な猿のような姿へと変身、『ストリゴイ・ヴァンパイア』としての正体を現し、ライコフ選帝侯へと迫っていたのだ。

ストリゴイ・ヴァンパイアは両手の鋭い爪をうならせ、ライコフ選帝侯の満身創痍の親衛隊を難なくなぎ倒し、救援に入った“正統なる血”の「テスタール」もストリゴイ・ヴァンパイアの猛攻を受け流すことで精いっぱいで、時間稼ぎにしかならなかった。
テスタールは派手に蹴り飛ばされ、選帝侯のテントの中へと蹴り入れられてしまう。
少し遅れたが、ゾンビやスケルトンを退けて駆け付けた“聖角”が最後にストリゴイ・ヴァンパイアへと立ちはだかった。

だが、恐怖と死者とを相手取り続けた“聖角”は既に著しく消耗、重傷を負ったハルフレズは接近戦ができずBecome Heavierを封じられ、ストリゴイ・ヴァンパイアに対する盾を買って出たポールとシルベーヌも相次いで重傷を負わされてしまう。

撤退を良しとしないドワーフの誇りから重傷を負いつつも前線に立つエギルと、かろうじて致命傷を避けていたマグナスが奮戦するが、一瞬の隙を突いたストリゴイは“聖角”を突破し、ライコフ選帝侯の首は地面に転がることとなる。

ライコフ選帝侯の首を掲げたストリゴイは残虐な笑みを浮かべ、誰へともなく「だから、とっとと帰れと言ったのだ」と言い放った。
途中で見かけた生首の死のサインを作ったのは、この怪物だったのだ。
「だが、私の首はまだ落ちていないぞ!」辛うじてシルベーヌが捨て台詞を返すが、ストリゴイは再び蝙蝠へと姿を変え悠々と飛び去った。

殺到したアンデッドが再び骸へ還り、やがて朝が訪れたが、キャンプ地はまさに地獄絵図と化していた。
ライコフ選帝侯をはじめとして、20名を超える死者が出ており、その中には“聖角”の同盟に加わっていた猟師の「ティロ」、船乗りの「グイド」、元瓦版売りの「コスタ」も含まれていた。

レース11日目の朝、折しも都市の魔術師たちの使いカラスたちがキャンプ地にかわら版を降り散らす。
『全チームによる突入作戦実施へ!旗頭はライコフ選帝侯!』『“聖角”がキャンプ地へ合流!いよいよ明朝作戦決行!』『エスク奪還は目前!果たして一番乗りは?!次号乞うご期待!』 
空しく踊る紙面に目を向ける者はいなかった。

残された参加チームの内、ライコフ選帝侯を失った“栄光への架け橋”はライコフ選帝侯の亡骸を連れ帰る本体と去就を決めかねるグループとに分裂した。
戦力は半減したものの辛うじて最大派閥を保った“鳴待不如帰”と“風林火山”は軍師格の男の判断により残ったチームでの作戦決行を主張するも、ホーベルホーフでの立て直しの為の後退を余儀なくされる。
“ブレイカーズ&ウォール”は態度を保留するものの後退には同調。
唯一犠牲者の出なかった“正統なる血”はエスク奪還は不可能と判断、皇帝肝煎りのレースの失敗は依頼主・ギュンターの希望を満たす次善の成果と嘯き、他チームと同じく後退を選択した。

そんな中“聖角”はキャンプ地にもう1日滞在する事を選択。
ハルフレズがエスクの地をじかに偵察すべきと主張し、ポール・シルベーヌが同調。
エギルとマグナスらを残し、偵察に長け死霊術の知識を備えた野辺巡視員の「ボルトン」を連れてエスクへと向かうことにした。

空を覆う黒雲から雨が降り始める中、到着した4人は、エスクの集落の様子や建物の配置を確認。
更にポールは不死者の迎撃を試そうと集落内に侵入するも、数体の死体を通過した時点で包囲が始まり命からがら脱出する。
ハルフレズは琥珀の力がアンデッドに通用する事を期待し、再度ポールとシルベーヌに突入を促すが、アンデッドは再び動き出し、琥珀の効果が無いことに一行は落胆する。

だがその刹那、小雨はいつしか雷雨へと変わっていたが、なんと雷に反応して2個の琥珀が光を放ち始めたのだった。
マフから聞いた鉱山奥の扉の逸話を思い出し、光の意味に頭を捻る4人だったが、日暮れが近づいた為にやむなくキャンプ地へと帰還。
多少の策ではエスクを落とせない事を実感し1日遅れでの後退を選んだ。

やがて12日目の半ばを過ぎた頃、他チームが滞在するホーベルホーフへ“聖角”が到着するが、そこで“鳴待不如帰・風林火山”から再び作戦への合流を迫られる事になる。

彼らの焦りの原因は、この2日間に届いたかわら版にあった。
11日目のかわら版でライコフ選帝侯の戦死と主要チームが後退した事が報じられた事で、レースを主催するカール皇帝は激怒。
12日目のかわら版で『これ以上の撤退は許さん! このまま帰還すれば処刑する!』と宣言していたのだ。

かくして“聖角”は、これまでで最も困難な選択を迫られる事となった。

—-今回の行程—-
《8日目・朝》【街道】
・全滅した自由革命軍・無名戦士の死体の山に遭遇
・鞭打ち苦行者の一行とすれ違う
《8日目・昼》【ホーベルホーフ】
・ライコフ選帝侯の使者から勧誘を受ける

《9日目》【街道】

《10日目・昼》【エスク手前のキャンプ地】
・ライコフ選帝侯の作戦に加わる
《10日目・夜》【エスク手前のキャンプ地】
・ストリゴイヴァンパイアの襲撃によりライコフ選帝侯死亡

《11日目・昼》【エスク】
・エスクの地を直接偵察、琥珀の発光を目撃
・ホーベルホーフへの一時後退を決断

《12日目》【街道】

《13日目・昼》【ホーベルホーフ】
・カール皇帝激怒の報を知る

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