【第6回】鋼の旅団Regular meetings in 福岡

【第6回】鋼の旅団Regular meetings in 福岡 詳細

  • 場所 :福岡市 博多市民センター「 福岡市博多区山王1丁目13−10」 第4会議室
  • 日時 : 2020年7月26日(日曜日) 10:00~19:00予定。
  • 参加費 : 500円。
  • メンバー募集 :なし。

新型コロナウイルス拡散防止の対策として、市民センターより下記のお願いをされております。
・人数は会議室の定員半数まで(各自2m以上のソーシャルディスタンスを確保)。
・全員マスク着用。
・センター出入りの際には、手指のアルコール消毒(施設設置)。
・会議室の十分な換気。
・代表(私)は、参加者全員の体温チェック(朝、各自で検温して私に報告して下さい)と名前(ハンドル不可)、連絡先(携帯番号)の把握。

現時点(5月下旬)の状況ですので、どうなるかはわかりませんが、今後の状況次第では、再延期もあり得ますので、その際はご了承下さい。

 

 

 

第5回 あらすじ

セルミゲルホルツの壮絶な激闘を終えた翌朝、次の目的地・クリューデンヴァルトを目指そうとしていたPC達“聖角”だったが、そこに雇い主であるヘルバルト男爵の伝書鳩が飛来する。
その手紙には“聖角”の予想以上の健闘を称える内容に加え、レースの行方に関する重大な情報と提案が示されていた。

先行していた優勝候補チームたちだったが、“聖角”同様に途上のモンスターの襲撃に苦しめられた上、ライバルチーム同士の衝突も勃発していた。
そして、消耗を補いつつ今後のレースでより有利に立つため、クリューデンヴァルトにてトップ3チームを中心にした激しい派閥争いへと発展、小競り合いの状態にあるのだという。

ヘルバルト男爵の提案は、クリューデンヴァルトに小勢力のまま乗り込むのを避け、彼らの抗争が落ち着くまでの猶予期間に昨晩共闘した“槍船首”“アナーキーズ”“Backler”との同盟を図り戦力増強を勧めるもので、“聖角”はその提案を受けもう1日をセルミゲルホルツで費やすことにする。

雇い主への忠誠に篤い“槍船首”、成功への野心に燃える“アナーキーズ”は共に士気を失っておらず、即答とはいかなかったが、兵士・エギルが献身的な負傷治療や重傷者へのケアを図った事もあり、同盟に前向きな返答を得られる。

一方、村内の領主の館は掘り出し物の宝庫で、高級な服を入手した「スカルド詩人」ハルフレズはその用途に思いを巡らし、希少なフルプレートを得た「盗賊」グレッツェンは、あっけなく盗賊としてのアイデンティティを脱ぎ捨て、硬武装に心を躍らせた。
また、「博徒」ポールの拾った虫眼鏡を買い取った「河川巡視員」シルベーヌは琥珀の中に閉じ込められた小さな生き物に興味を示すが、素人の知識では分かる情報は無かった。

そうするうちに野営追行者が到着、野営追行者内で内職しシルベーヌへ返済するための金策をしていた「兵士」レゴラス、狩りの本能を維持すべく森へと入っていた「有角狩人」マグナスも相次いで“聖角”へと合流を果たした。

そして翌朝、伝書鳩のもたらした瓦版により、クリューデンヴァルトでは相次ぐ抗争と統廃合の果てに、ライコフ選帝侯の“栄光への架け橋”、タラベックランドの“待鳴不如帰”“風林火山”の優勝候補3チームがそれぞれ中心となった3つのグループへと収束、昨日中に出発した事が報せられた。

また、“槍船首”“アナーキーズ”は一晩を経て“聖角”との共闘を承諾。
“槍船首”からはリーダーで堅物だが酒好きな「漁師」ティロ、女好きなティリア出身の「船乗り」グイド、地元のワルから更生した「チンピラ」ラウリンの3人。
そして“アナーキーズ”からはチーズ愛に満ちたムートの「野辺巡視員」ボルトン、記事炎上後炭焼き人へと身をやつしていた元「瓦版売り」コスタの2人が同行する事となった。

かくして総勢12名となった“聖角同盟(仮)”は満を持してクリューデンヴァルトへと出発するのだった。

セルミゲルホルツを出発した直後、“聖角”は前回戦ったグリーンスキン軍勢の生き残りからの襲撃を受けるが、新たな戦力となったメンバーの協力により難なく敵戦力を半減させ、撤退に追い込むことに成功、レースは順調に進むかと思われた。

しかし事件は、危険が去ったと思われたクリューデンヴァルトにて起こっていた。
村へ近づいた“聖角”は、入り口近くでごろつき5人と、彼らに追われて取り囲まれた村人と思われる少女を目撃する。

只ならぬ気配を察知した“聖角”が少女の元に駆け付けると、数の不利を悟ったごろつき達は自分たちが「無銘戦士チーム」の一員であることを漏らし、捨て台詞を残して町の中へと逃げていった。
「少女」マフを開放した“聖角”は、マフからクリューデンヴァルトの現状を聞くことにする。

クリューデンヴァルトにて生き残ったチームが“栄光への架け橋”“待鳴不如帰”“風林火山”へと統廃合された一方で、悪名高いやり手の「領地代官」ライトドルフ家の“自由革命軍”と山賊崩れで戦力を補充した“無銘戦士”の2チームはそれらに属さず、同盟を組んでいたのだった。

一行はマフからの情報と瓦版の情報をまとめた。

●優勝候補と名高いライコフ選帝侯のチーム「Bridge to the future」は、シュルツ辺境伯の「cross pile」VSレントゲン辺境伯の「タヴァリーシシ」との熾烈な争いを仲裁し、自チームへと取り込んだ。
さらに、ここまでの旅で仲間を失ったケフラー男爵の「The Brother Ship」とアデナウアー男爵の「マリーンシールズ」を吸収する。
結果、17名のチームへと再編成される。

●ヘルダー候の「Wind Woods Volcano」は、傷ついたブリュクナー男爵の「Talabec Tiger」と手を組み、チューチェン男爵の「Talabec Dragon」を攻撃し撃破した後、リヒター男爵の「Solitary Dragon」と同盟を結ぶ。
結果、15名のチームへと再編成される。

●ウルテン侯の「sing for waiting」は、暫く静観していたが、ビューロウ侯の「Tarabec Bower」VSベーリング侯の「sing for kiling」との戦いが起こり、勝利したベーリング侯の「sing for kiling」は、その勢いで「The Viper」を攻撃して打ち破った。
巨大化したベーリング侯の「sing for kiling」だったが、味方に取り込んだ元「The Viper」の一人が裏切りリーダーを殺害するによって分裂、その残党をシーラッハ侯の「sing for making」を掃討している隙にウルテン侯が動く。
ウルテン侯の「sing for waiting」VSシーラッハ侯の「sing for making」VSベーリング侯の「sing for kiling」の残党の三つ巴の戦いに決着をつけたのは、ウルテン侯であった。
結果、ウルテン侯は20名を抱える組織へと再編成された。

●その水面下で、ライトドルフ家の「自由革命軍」と前回脱落したと報じられたクレプス男爵の「無名戦士」は協定を結び、20名の組織へと合併する。
クレプス男爵の「無名戦士」は、元々、無法者の集まりであるため、途中で盗賊などを引き入れて体勢を立て直したと思われる。

そして瓦版の情報通り、昨日相次いで有力チームが出発した後も村に滞在したままだった“自由革命軍・無銘戦士”連合は、他チームが出払った途端に村や周辺の集落へ略奪を開始。
抵抗した村の男たちは軒並み殺され、村で一番大きい宿「こびり付いたソース亭」を占拠した彼らは、若い女性数人を拉致して閉じ込めたのだという。

レゴラスは“自由革命軍・無銘戦士”連合らがレースを諦め略奪品を戦利品として逐電するつもりだと予想。
同じ女性であるグレッツェンや、娘を連れ去られた夫人からなけなしの宝石を手渡され救出を嘆願されたマグナスは、激しい憤りを見せる。
また、ハルフレズはマフを気遣う。

こうして“聖角”は無法者たちとの交戦を決断。
ほどなくして「こびり付いたソース亭」から討って出た“自由革命軍・無銘戦士”連合と対峙する。
だが、ここまで生き延びたチームだけあり、武装・戦術・頭数において死角のない彼らを相手に“聖角”は苦戦する。

“自由革命軍・無銘戦士”連合は、町の大通りをいっぱいに使った陣形を駆使し駆け引きを優位に進め、ボウの斉射によりエギルの利き腕の自由を奪った。
その後、頭数を利用した波状攻撃でティロを前衛から追いやり、少しずつ“聖角”の戦力を削いでいく。
一方で、“自由革命軍・無銘戦士”連合の堅い前衛はなかなか崩せずに戦線は膠着した。

しかし、膠着状態が続いたことが一行に幸運をもたらした。
“聖角”を警戒し全戦力を投入した“自由革命軍・無銘戦士”連合の隙をつき、村人たちが村娘を救出、鋤や鍬を手に戦場を取り囲んで圧迫したのだ。
“聖角”との交戦で負傷者が出始めていた“自由革命軍・無銘戦士”は不利を悟り蜘蛛の子を散らすように逃げ出し、またしても捨て台詞とともに姿を消すのだった。

歓喜に沸く村人たちから感謝の声や報酬の宝石を受け取る“聖角”だったが、突然マフが怪訝な声を上げる。
その手には、戦闘中にグレッツェンが落とした魔法のカバン「フェザーバック」からこぼれた、琥珀のペンダントが握られていたのだ。

「これって……もしかして……」

 

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