・・・続き
●危ういところでナルンの街から逃げおおせたPCたちは、経験点の少なさと報酬がもらえなっかったことにブーブー言いながらも、次のキャリアに向けて確実にステップアップするのでした。
【ゴットリ】
なんか、ダークファンタジーってより、ブラックジョークだったな。
【マスカット】
欧米の臭いが漂っていた。
【ピョートル】
日頃、和製のTRPGやり慣れてるからどんな裏があるかと思っていたら・・・
【ウルフガング】
僕は嫌いじゃないですけどね~
【ヒューゴ】
官憲に歯向かうとこういう目に遭うのか・・・
【エリーズ】
やっぱり発明品は最後の重要アイテムだった。
【アデルベルド】
実は俺、潜水艦で逃げようと思ったのに、シュノーケルしかなかった。
【ゴットリ】
今度は、マスターのオリジナルよろしくです。
【GM】
はい。頑張ります。
●それから二週間後・・・面子が揃ったので、キャンペーン第2話が行なわれることになった。
面子は、ゴットリ・エリーズ・ピョートル・アデルベルド・ウルフガングだ。
GMオリジナルシナリオで。
【GM】
今回は、ライク河沿いの地図にも載っていない村が舞台です。
超巨大なライク河の脇に入り江がある綺麗な景色の村なのですが、例によって”混沌の嵐”の影響で、村は壊滅の危機に晒されました。
現在はわずかなこの村の生き残りの人と近隣の村から流れてきた難民たちによって、掘っ建て小屋がたったりしつつ、少しずつ復興への道を辿っています。
そんな村にある日、一羽の巨大な鳥・・・と思ったら、空飛ぶ人間が村に降り立ちます。
エリーズという名の狩人の女性でした。
次の日にはウルフガングいう男性の剣闘士が空からやってきて、村に降り立ちます。
エリーズとウルフガングは村の復興の手伝いをしながらその日の食料を稼ぐという生活を続けています。
一方、ゴットリはナルンの裏水路からヒューゴと共に逃げたのですが、途中ヒューゴとはぐれてしまい、この村に流れ着きます。
エーリーズ・ウルフガングと再開を果たし、村の復興を手伝いながらその日暮らしをしています。
街道巡視員の職を失ったピョートルはまた、街道巡視員として雇ってくれるところを運良く見つけますが、就職早々に転勤を言い渡され田舎の村に飛ばされてしまいます。
酒でも引っ掛けようと酒場に行くと、エリーズ・ウルフガング・ゴットリと再開します。
アデルベルドだけは様子が違います。
自力でケルベンバートに行き、キューゲルシュライバー邸を尋ねます。
【キューゲルシュライバー】
おおっ、よく来た!
心の友がらよ!
で、勇敢な彼らは皆無事か?
【アデルベルド】
はい。
私が代表として報酬を取りに来ました。
【キューゲルシュライバー】
そうかそうか。
あの一件以来、おまえさん達は無法者として追われる身じゃから全員で来ると目立つからな~。
【アデルベルド】
(えっ!追われる身?、無法者??)
あははは。
【キューゲルシュライバー】
手配書の似顔絵なんかすばらしいもんじゃ。
よく似とるぞ。
といっても、街の人間なんぞは手配書の人相なんぞに関心は無いからな。わしも余裕で潜伏しとる。
市警と賞金稼ぎに気をつければよいだけじゃ。
では、これが報酬の700gcじゃ。
皆によろしくな。
【アデルベルド】
あっ、はい。
(よっし!)
買い物行って大丈夫ですか?
【GM】
はい。
ナルンの件から時間がたってないので、余裕ですよ。
【アデルベルド】
船乗りなんで、船が欲しいんですけど。
ん~(サプリ武器庫をよみながら・・・)
じゃ、川舟を買います。
【GM】
まいど~600gcです。
動かすには6人の人足も必要ですが?
【アデルベルド】
俺、〈舟こぎ〉技能あるので、人足5人でもOKですか?
【GM】
OKです。
【アデルベルド】
じゃあ、普通の人足を一年契約で。
【GM】
了解。
【アデルベルド】
それと、防具が欲しいな・・・(パラパラ)
フルレザー買います。
【GM】
まいど~
では、シナリオに繋げますよ。
買ったばかりの川舟と5人の人足と共に船旅をして補給の為に寄った村がこの村だった。
先着の4名と再開を果たし、偶然にもこの村で5名もの仲間が運命的な再会を果たしたのだった。
「運命点」を1点獲得してください。
エリーズが村に着いてから、アデルベルドとの再開まではおよそ2週間だったということにしておきましょう。
【ゴットリ】
俺たちは、その日暮らしなのに、アデルベルドはなんでフルレザーに川舟まであってあんなに羽振りがいいんだ?
【ピョートル】
久しぶりに会った同級生がIT社長になっていた感覚だ。
【アデルベルド】
まあまあ、せっかく再開できたんだし舟は共有財産ということで。
【一同】
わーい。
【アデルベルド】
そんなことより、ここに来る間の町で仕入れた情報だけど、俺たちの手配書が出回っていて、市警と賞金稼ぎに気をつけないとヤバイようだ。
【ウルフガング】
お尋ね者上等!
【ピョートル】
ワ○ピースだ。舟もあるし。
【GM】
いつもの酒場でそんな茶番を繰り広げ、PC一行はいつものように眠りに付きました。
次の日の朝、一番に目覚めたアデルベルドは外が騒がしいことに気付きます。
【アデルベルド】
外を見てみます。
【GM】
宿屋からすぐ近くの広場に村人が集ってガヤガヤ騒いでいます。
その騒ぎの原因はすぐに判ります。
入り江と河の間を塞ぐ形で巨大な何かが居座っています。
この何かのせいで、入り江から漁にでる漁舟は出られなくなっています。
【アデルベルド】
皆を起こして、広場に行ってみます!
●入り江を塞ぐ巨大な物体は一体何なのか?
・・・続く
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