ウォーハンマーFRP リプレイ【ワールウィンド】 第31話

・・・続き。

【GM】
では、やっと本筋に戻ったところで、シグマー神殿での鑑定組とジークフリード氏訪問組に手分けして行動するということでいいですか?

【ウルフガング】
俺は正装というより、鎧を修理して小奇麗にしただけなので、シグマー神殿の方に行くよ。

【ピョートル】
また盗まれたりしてはいけないので、鑑定組みの方を3人、ジークフリード邸にはしっかりした奴2人でどうだ。

アデルベルトとリンダラでいいんじゃ?

【エリーズ】
じゃ、しっかりして無い私たちは神殿に行くズラ。

【アデルベルト】
まあ、ここはワールウインド号の船長として俺が妥当か。

【リンダラ】
誰でも同じだ。

【GM】
というわけで神殿には、ピョートル・エリーズ・ウルフガングの三人。
ジークフリード邸には、アデルベルト・リンダラの二人が向かうこととなりました。

ではまず、ジークフリード邸から処理しましょう。

【リンダラ】
何はともあれジークフリード氏がどこに住んでいるのかを突き止めねば。

【アデルベルト】
やはり貴族や豪商など金持ちたちが住むような高級住宅街だろうな。

【GM】
では、〈常識〉エンパイアでテストしてください。

【アデルベルト・リンダラ】
成功!
成功だ。

【GM】
やはり、政治家ですから住んでいるところは高級住宅街ですね。
そしてその場所は、おおよそ見当がつきます。
帝国庁舎の周辺は当然、治安がいいはずですので、この辺りが高級住宅街の可能性が高いことがわかりますよ。

【リンダラ】
よし、その辺りで聞き込みをして、ジークフリード邸を探そう。

【アデルベルト】
聞き込みなら酒場だが、高級住宅街にも酒場はあるのか?

【GM】
ありますよ。
高級なバーやレストランの類ですが。
君たちがおよそ出入りしたことの無いような店です。

【アデルベルト】
よし、バーで聞き込みだ。

【マスター】
いらっしゃいませ。

【アデルベルト】
バーボンとマティーニを。

【マスター】
かしこまりました。

【アデルベルト】
実は、ジークフリード氏の邸宅を探しているのだが・・・

【マスター】
お客様の個人的な事柄はちょっと・・・

【アデルベルト】
ん?
そうか・・・(そっと1gcを握らす)

【マスター】
こちらが、ご会計でございます・・・(差し出した伝票の裏に住所が記されている。)

【アデルベルト】
美味い酒だったぜ。
ありがとよ。

【リンダラ】
でかしたなっ!
アデルベルト。
さっそく、ジークフリード氏を尋ねるぞ。

【GM】
書かれている住所に行ってみるとそこは間違いなくジークフリード邸だ。
塀に囲まれた邸宅でこの界隈の建物としてはごくありきたりな造りだ。
正面には門があり、門番が立っている。

【リンダラ】
門番に村長からの親書を見せて説明しよう。

【門番】
(ねちっこく二人を上から下まで、見回して・・・)
そうか、ではしばらく待っていただけますか?

【GM】
そういって、門を閉じて数分後、案内係りの召使いが現れ応接室に案内してくれる。

それからさらに10分ほど待たされて、やっとジークフリード氏が姿を現す。

【ジークフリード】
待たせたね。
私がジークフリードだ。
ゲルハルト村長からの親書を持っているようだね。

【リンダラ】
これがその親書です。
なんとか、お力をお借りして我々に降りかかった言われ無き疑念を晴らしたいのです。

【ジークフリード】
どれどれ、では読ませてもらうよ。
ふむふむ・・・

内容はよくわかった。
ゲルハルト村長は幼い頃からの学友でね。
彼の家は代々あの村の村長を務めるという家系なのだよ。
有能な男なだけにあんな小さな村の村長ではもったいないのだが、家系だから仕方がない。
ともかく君たちは、あのゲルハルト君に一目置かせたのだからかなりの者なのだろう。

よかったらこれまでの経緯を話してくれないか?

【リンダラ】
では・・・ペラペラ、ペラペラ。

【GM】
これまでの経緯を聞くとジークフリー氏は大変同情してくれる。
ナルンで腐敗した官憲に追われたこと、村を救ったのにどんでん返しが待っていたこと、魔狩人や賞金稼ぎに追われた日々、ケイオスチャンピオンとの死闘でクリティカル表を振るハメになったこと・・・etc

【ジークフリード】
君たちの不遇には同情の念を禁じえない。
さらに、君たちの強さもよく解った。
君たちの汚名を払拭する為に市警の上層部の知り合いに掛け合ってみよう。
しかし、それなりに金がかかる。
残念ながらそれが世の中の仕組みだ。
君たちも冒険者ならば、その金を自分たちで稼いでみないか?

【アデルベルト】
え?
仕事?

【ジークフリード】
実は最近、闘技場にはまっててね。
何度かファイターを雇ってみたけど全然ダメだったよ。
そこで、君たちが私付きのファイターとしてピットファイトで腕試ししてみないか?
私は闘技場での優勝という名誉が欲しいだけだ。
今後、出世するに当たって金の力ではどうにも出来ないものも必要となる。
その一つがパトロンとしての権威なのだ。
もし、何かの競技で優勝したなら、賞金は君たちの物で、市警への口利きに必要な資金も私が持とう。
どうだね?

【リンダラ】
ウルフガングの出番だな。

【アデルベルト】
とりあえず俺たちだけで、決定はできないので、一旦戻って再度仲間を連れてきます。

【ジークフリード】
よろしく頼むよ。
ピットファイト自体は明後日の朝だが、準備などもあるから明日の朝までに返事が欲しい。

●予期せず、ピットファイトで優勝してくれという依頼を頼まれたアデルベルトとリンダラ。
その同じ時何も知らない三人は一体・・・

・・・続く。

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