ウォーハンマーFRP リプレイ【ワールウィンド】 第35話

・・・続き。

【レフリー】
担架だ~!担架持ってこ~い!

【GM】
もんどりうっているアデルベルトは担架で闘技場の外へと運ばれていく。

そんな中、次の試合の準備が行なわれる。
闘技場の側面の扉が開くと檻の中に巨大な熊が現れる。
観客から「おお~っ」とどよめきが起きて、この熊との対戦相手が発表される。

【レフリー】
第2試合は対動物戦です。
全部で3回戦あり、一回戦は上限20ターンで括られます。
一回戦目で相手を倒したターン数×10gc、二回戦目はその金額×残りターン数、三回戦目はさらに残りターン数をかけるという賞金の変動方式です。

第一回戦はベア!対する挑戦者は・・・さすらいの美女エルフ「リンダラ」だ~。

【GM】
すると闘技場の入り口ではなく観客席から姿を現したリンダラは、全身黒ずくめの身体に張り付くほどのフルレザーアーマーに身を包み、観客席から地下の闘技場へ華麗に舞い降りる。
着地の際にはお決まりのあのポーズ(○ゥム○イダー)で決めてくれる。

【レフリー】
では、始めましょう。
美女と野獣対決!
ファイッ!

●ベアは一撃の威力は強いものの、リンダラに掠ることすら出来ない。
一方リンダラは得意のエルフボウで確実にダメージを削っていくが、強靭なベアの耐久力の前に時間ばかりが過ぎ、15ターンを費やしてやっと沈める。

【レフリー】
勝者リンダラ~。
これで、50gc獲得です。
もちろん次行きますよね?

【リンダラ】
ああ、目的は金では無い。
優勝という二文字だ!

【観客】
おお~っ

【レフリー】
では、第二回戦。
対戦相手は・・・・「ジャイアントスパイダー」だ~。

【一同】
げっ、動物じゃねぇじゃねぇか?
モンスターじゃん。

●ジャイアントスパイダーはリンダラを上回る移動力を持ち、ボウを使うリンダラに対して、あっという間に懐に入り接近攻撃をしかけてくる。
リンダラは移動しては射撃を繰り返さざるを得ず得意のボウニ連射を封印される。
リンダラのヒット&アウェイならぬ、アウェイ&ヒット攻撃により会場はどっちが先に倒れるかという緊迫した空気をはらむ。
辛くもリンダラに軍配は挙ったが残りターン数もリンダラの耐久力もわずかしか残っていなかった。

【レフリー】
勝者・・・リンダラ~!

リンダラさん、100gcを手にしたわけですが、次はどうしますか?

【リンダラ】
次の相手はなんだ?

【レフリー】
困ったな~。
試合前にそれは教えられないんですよ。
次行くか、行かないか?
皆さんそれを心待ちにしていますよ~。

【リンダラ】
目的は優勝の二文字だ!

【レフリー】
カッコイイ!!
それでこそ戦う美女リンダラさんです。

次の対戦相手は・・・・「タイガー!」

●さすがに第三回戦ともなると簡単にはいかず、すでに手傷を負っていたリンダラはタイガーの最初の一撃でクリティカル表のお世話になるハメに・・・結果は気絶。

【GM】
タイガーのエサになる前に闘技場から無事運び出されたリンダラはしばらくして意識を取り戻す。

【リンダラ】
無理だ!
ジャイアントスパイダーの時点でありえねぇ。

【ウルフガング】
まあまあ、会場も凄く盛り上がってたし。

【ピョートル】
そうそう、このキャンペーンにはセクシーが不足しているとかねがね思っていたところだったんだ。
それだけでもリンダラの功績は大きいよ。

【エリーズ】
リンダラねぇさんかっこよかったズラ!

【アデルベルト】
ああ、金的負けより断然かっこよかったぜっ・・・・・・ふっ。

●心とアソコに傷を負ったアデルベルトに加え、リンダラまでもが敗戦を喫してしまった。
後のアルトドルフで今日のリンダラの戦いが別の意味で流行ることなど誰も知らずに、次の戦いへと進むのだった。

・・・続く。

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