ヴェレナ教:Verena

信仰の中心地:特になし

教団の首長:存在しない。(司祭長:マンフレッド・アーヒバルトと女司祭長:マリーカ・ファン・デア・ペンセンの2名が権威ある著名人として認識されている。 

主な祝祭日:魔女の日(新年の祝い)

著名な聖典:あらゆる書物が神聖なものであると考えられている。

一般的なシンボル

・フクロウ:叡智を意味するヴェレナ第一のシンボル

・天秤:公正を意味し、下向きに立てた剣と合わせて用いられることが多い。

戒律

・知識を守護せよ。それこそが文明の礎石なのだから。

・あらゆる知識は等しく重要である。

・裁判に恐れや好みを立ち入らせてはならぬ。

・論争は、できうる限り仲裁せよ。

・汝、不公正や異端の走狗となることなかれ。

・戦いは最後の手段であるが、いざとなれば公正の剣を振るうことを恐れてはならぬ。

教団概要

ヴェレナ教には、公式な位階制度がほとんど存在しない。

ヴェレナ教団は小規模に支部単位で活動し、文明の発達した地域全域に拠点がある。大学や裁判所が存在する大都市を中心に、学生から学者、司法に携わる人々に人気がある。

支部ごとに運営されている教団ではあるが、「知識の保持」という一つの目的においては、支部を問わず方針が統一されている。「知識の保持」を困難にする戦争はヴェレナ教団にとって忌むべき行為であり、貴重な書物や巻物を護るためなら、エンパイアに協力しながら最前線へと赴く。

ヴェレナ教団と対立関係にあるのは、シグマー教で、エンパイアの法制度を支配下に置こうと競い合っており、シグマー教の怪しげな文献の規制に対して立場が正反対であるためだ。

ヴェレナ教団は公正をあらゆる価値より上に置くため、罪人が罰せられないことを決して許さない。罪人を見つければ直ちに捕まえ、司法の手に譲り渡す。その際、地域の行政が腐敗や偏見に塗れている場合、独自に地下法廷を開催し、自ら裁判を管轄する。

教条

文明の基本原則として、知識と公正を挙げる。

人類は叡智と真実と公正を受け入れることによってのみ進歩しうるが、それは強制ではなく自発的でなければならない。

入信

ヴェレナ教に入信して司祭として認められるまでは相当に険しい道程である。ヴェレナ教団は愚か者の存在を我慢することがないためである。

賢明な志願者は入信する前に大学で学ぶ。司祭になるために相当な勉強が必要であるため、大学で学んでおくと効率が良いためだ。

司祭長が十分な修行を積んだと判断された入信者は、司祭たちの居並ぶ前で一般常識から特定の分野にいたるまでの様々な質問をぶつけられ、知性を計られる。さらに議論へと巻き込み、雄弁さや説得術を確かめられるのだ。

教団員

教団員は、学者、法律家、聖職者、などが多いが、もちろんそれ以外の職業の人間も教団員として存在する。

特に決まった服装などはないが、フクロウや天秤、剣を形どった護符などで信仰心を表現している。

主な組織

天秤派

審判者や調停者としてのヴェレナの側面に注目した者たちである。

公正さは知識よりも重要だと考え、仲裁人として行動する。

天秤と剣騎士団の支援を受ける場合もある。

伝承保護派

知識の守護者としてのヴェレナの側面に注目した者たちである。

知識は公正さよりも重要であると考え、書庫管理者や学者として行動する。

伝承保護派は神秘修道会と密接な協力関係にあり、稀に巻物騎士団とも手を結ぶ。

神秘修道会

この組織は、失われたか忘れ去られた知識を取り戻し、弾圧された知識に日の目を見せることを目的としている。

書庫で知識を漁る者もいれば、遥か異国の遺跡に冒険の旅に出る者もいて、光の魔術師と手を組むことや、冒険者と旅を供にすることも多い。

永光騎士団

永光騎士団は主に貴族階級からなり、名家の跡継ぎが騎士として箔をつけるために入団し、(貴族目線の)正義の追求を使命とする。

そんな、永光騎士団は何の支援も得られないどんなに苦難な状況でも人々を救援する。

しかし、永光騎士団は「悪運」によって有名で、その悪運は正義のために出陣する際によく現れる。

馬は竿立ちになり、武器は折れ、甲冑は錆びつき、出陣が中止されてしまうのである。

天秤と剣騎士団

ヴェレナ教団で最大の戦闘集団であるこの騎士団は女神に代わって公正をなす者を自認している。

ヴェレナ教の神殿や高位聖職者の警護が主な役目であるが、裁判を控えた罪人の身辺保護や法廷の安全を維持するためにも活躍する。

場合によっては、警護ばかりではなく、ヴェレナ司祭の裁きを実行に移したり、正義の剣で悪政の手先と戦ったり、戦時には戦地に赴いたりと活躍の幅は広い。

巻物騎士団

伝承保護派と密接に関連したこの、巻物騎士団は書庫や大学、ヴェレナ神殿の警護が主な仕事だが、神殿で議論の的となっている書物や発禁になった魔導書の存在が知れた際にはその場に現れ、そんな貴重な書物が狂信者や魔狩人の手に渡ることを阻止すべく動く。

また、紛争地域での行方不明になった書物の探索など危険を伴う場合も多い。

巻物騎士団は、甲冑に隙間なく巻物を貼り付けたり、武器や甲冑に引用句がが書き連ねられているので、一目でそれとわかる。

教団技能と教団異能

ヴェレナ教団に属する者は、以下の技能と異能を追加してよい。

(そのキャリアに就いた時点か、修道会に参加した時点か、どちらか早い方で決める)

入信者

修道会不問:〈察知〉

司祭

修道会不問:〈学術知識〉(どれか2つ)、〈催眠術〉、〈秘密言語〉(どれか1つ)

天秤派:〈学術知識:法学〉、〈秘密言語〉(どれか1つ)、〈魅惑〉、《扇動》

伝承保護派:〈学術知識〉(どれか2つ)、〈言語:古語〉、〈秘密言語〉(どれか1つ)

神秘修道会:〈言語〉(どれか1つ)、〈秘密言語〉(どれか1つ)、《精神安定》、《旅慣れ》

いずれかの聖堂騎士団:〈言語〉(どれか1つ)、〈察知〉、〈秘密言語〉(どれか1つ)、《精神安定》

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