ヴェレナの魔法体系

ヴェレナの初歩魔術

ヴェレナの祝福；Blessing of Verena
発動値：3
発動時間：半アクション
効果時間：1分間(6ラウンド）
範囲：24ヤード（12マス）
具材：1房の犬の毛(+1)
術者の祈祷は範囲内にいる1名のキャラクターに不法行為と暴虐行為を強く意識させる。

この影響下にある間、そのキャラクタ一が犯罪を行なうには「比較的容易」（+10%)な【意志力】テス卜が必要である。

テス卜に失敗したならば、突然罪悪感に打ちひしがれて何もできなくなる。

英知の祝福；Blessing of Wisdom
発動値：6
発動時間：全アクション
効果時間：1分間(6ラウンド)か使用されるまで
範囲：接触or術者自身
具材：フクロウの羽柄(+1)
術者のいかめしい祈祷が1名のキャラクターに慎重な英知を与え、失敗した1回の【知力】テス卜を再ロ一ルさせることができる。

ヴェレナの魔法体系

《信仰魔術体系》を持つヴェレナ信者は、下記の表の3種類から自分の信じるヴェレナの姿を選ぶ。

ヴェレナの祈祷リスト

ヴェレナの拘束具:Shackles of Verena
発動値：6
発動時間：半アクション
効果時間:1分間(6ラウンド）
範囲:12ヤード(6マス）
具材：鉄製の手錠1組(+1)

術者は、魔法の力を帯びた不可視の手錠により、キャラクター1名の動きを封じられる。

相手は【意志力】テス卜に成功しない限り、「無防備状態」となる。

相手は自身のターンにも、手錠を破壊しようとする以外には何も行なえなくなる。

それは、相手の【筋力】と、君の〈魔風交信〉技能との対抗テス卜となる。

来歴暴露:The Past Revealed
発動値：8
発動時間：1分間(6ラウンド）
効果時間：瞬間
範囲：術者
具材：枭の両眼(+1)

術者はひとつのアイテムに手を触れることで、その物の過去に関する最も重要な3つのこと（GMが判断する）を知ることができる。

この呪文が明らかにする内容で典型的なのは、誰の手で作られたのか？過去の所有者のうち重要な者は？そのアイテムに関連した有名な出来事は？といった情報である。
「来歴暴露」は、ひとつのアイテムには1度しかかけられない。

公正の剣；Sword of Justice
発動値：10
発動時間：半アクション
効果時間：1分間(6ラウンド）
範囲：術者
具材:天秤が彫り込まれたお守り（+1)

万策尽きた後にでも、祈祷によって君の武器が、それはソードでなければならないが、ヴェレナの正義を実践する武器となる。

そのため、そのソ一ドは、「高精度」の武器特質をもつ魔法の武器と見なされる。

くわえて、君が犯罪の実行犯と知っている者を当該ソードで攻撃する際には、【武器技術度】に+10%のボーナスが得られる。

因果応報:Preserve the Balance
発動値：13
発動時間：全アクション
効果時間：1分間(6ラウンド)もしくは使用するまで
範囲：術者
具材：銀の天秤(+2)

術者の祈祷は、ヴェレナの僕を害する行為に公正な裁きを下すように懇願するものである。

効果時間内か、発動する前の1分間及び効果時間中に起こった君に対する犯罪は、ただちに犯罪者の身にも降りかかる。

もし、盗賊が君の財布を盗んだならば、盗賊の財布は地面に落ちる。

もし、ゴロツキが君の胴体にダメージ値4の命中を与えたのならば、そのゴロツキは胴体にダメージ値4の命中をただちに受ける。

もちろん、君がなんらかの犯罪を犯すようなことがあるならば、効果は逆に自分の身へ
と降りかかるだろう。

真実の言葉:Word of Truth
発動値：13
発動時間：2全アクション
効果時間：瞬間
範囲：解説参照
具材：鏡(+2)
術者は、キャラクタ一1名にひとつの質問することができる(相手が理解できる質問でなければならない)。

相手は【意志力】テストを行ない、失敗したなら正直に答えねばならない(ここで注意すべきは、返答を強いられたキャラクタ一は自身が正しいと思うとおりを答えるのであって、それが実際に正しいとは限らないことだ)。

GMは前述の【意志力】テス卜を、秘密裏に行なわねばならない。対象者がテス卜に成功したなら、好きなように答えてよい(もちろん、正直に答えてもよい)。

術者は、同じキャラクタ一に同じ質問は1回しかぶつけられない（ちょっとした言い換えくらいでは同じ質問と見なされる。根本的に違う内容でなければ、別の質問とは見なされないのだ)。

知見の女神に誓って:As Verena is my Witness
発動値：14
発動時間：フリー•アクション（ただし、術者はそのラウンドで「呪文発動」を行ったとみなされる）
効果時間：1ラウンド/【魔力点】
範囲：術者
具材：ヴェレナの聖印(+2)

単に「知見の女神に誓って」という言葉から始めるだけで、君の言葉はすべての聴衆に説得力を増す。

君が真実を話している限り、君は〈魅惑〉テス卜に+10%のボーナスを得て、影響を与えることができる人数が倍になる（適切な異能を適用してから倍にすること)。

報復:Retribution
発動値：14
発動時間：全アクション
効果時間：1分間(6ラウンド）/【魔力点】
範囲：24ヤード（12マス）
具材：犯罪の犠牲者の血一滴(+2)

術者が“報復の祈祷”を詠唱すると、罪人はまさにヴエレナの怒りによって罰せられる。

君が罪状を知っている範囲内の1名の目標は、「困難」（-20%)な【意志力】テス卜に成功する必要があり、そうでなければ痛みによって動きを阻害されてしまう。

犯罪者は、今や各ラウンドに半アクションしか行えなくなる。

盗み聞き：Eavesdrop 
発動値：15
発動時間：1分間(6ラウンド）
効果時間：1分間(6ラウンド）/【魔力点】
範囲：術者
具材 :盗聴用に加工した角(+2)

術者は、目に見える地点でおきた物音を、どれだけ離れていようと聞き取ることができる。

まさしくその場に居合わせたかのように、物音が聞き取れるのだ。

盲目の乙女:The Blind Maiden
発動値：16
発動時間：半アクション
効果時間：1ラウンド/【魔力点】
範囲：術者
具材：絹製の目隠し(+1)(これは必ず着用しなければならない）

術者の祈祷は、真実が君から隠されている時でさえもそれを見せてくれる。

術者は、【知力】テス卜に成功すれば、術者に嘘がつかれた時にそれが判る（GMが望むなら、【知力】テス卜をプレイヤーの代わりに行なってもよい)。

それ以外に、〈察知〉テス卜に成功することで、視界内で隠れているキャラクターや物品を
見つけるだけでなく、幻影や偽装を見破ることができる。

術者が「盲目の乙女」を使用している間は、目隠しを着用していてもまるでそれがないかのように周囲を見ることも可能である。

犯罪者の処罰:Reprobate’s Sentence 
発動値：17
発動時間：1分(6ラウンド）
効果時間：1日間/【魔力点】(解説参照)
範囲：接触
具材：犯罪の犧牲者の血1滴(+2)

術者は犯罪に関与したキャラクター1名を儀式的に告発し、もし告訴された者が有罪であれば、自白するまで酷い目に遭わせる。

この呪文の目標は必ず1分間の祈祷をすべて聞かなくてはならない。

目標がすべてを聞き終え、なおかつ君が指定した犯罪に関して有罪であれば、この呪文は効果を発する。

そうなれば、このキャラクターは1時間毎に【頑健力】テス卜を行い、失敗すると、罪の重さによってムカム力して胃に何もなくなるまで嘔吐する（次の一時間の間、主要能力値のすべての能力値に一10%のペナルティを被る)。

この呪文は効果時間が終了するか、そのキャラクターがふさわしい権威に自白するまで続く。

梟の英知:Owl’s Wisdom
発動値：17
発動時間：1分間
効果時間：1分間(6ラウンド）/【魔力点】(解説参照）
範囲：術者
具材：梟の頭蓋骨(+1)

術者の祈祷によって女神の英知が心にみなぎる。

効果時間内に術者が行なうあらゆる【知力】テス卜の成功の度合いが倍になる。

さらに、失敗した【知力】テス卜を一度だけ再ロールすることもできるが、これをするとただちにこの祝文の効果が終了する。

火あぶり審判:Trial by Fire 
発動値：18
発動時間：1分間(6ラウンド）
効果時間：解説参照
範囲：12ヤード(6マス）
具材：50gc以上の価値があるファイア•オパール(+2)

術者は、1人のキャラクタ一に究極の審問を課すことができる。

君が、範囲内にいるキャラクター1名を重大な不正行為で断罪することで、相手はただちに神聖な炎につつまれる。

相手が容疑に対して無罪であったなら、なんら被害を受けることなく、炎は1ラウンド後に消滅する。

しかし有罪であったなら、君の【魔力点】と同数のラウンドにわたって、毎ラウンド、ダメージ
値8の命中を受ける。

この奇跡は軽々しく用いてはならない。この呪文を愚かな目的で使ったり、浪費し
たりしたヴエレナ信者は、長老たちから厳重に“矯正”される。

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