モールの魔法体系

以下の「祝福」は、モール教団のみに伝わっている。

死の回廊の祝福;Blessing of Passage
発動値:4
発動時間:半アクション
効果時間:1分間(6ラウンド)
範囲:接触(または術者)
具材:埋葬布の切れ端(+1)

術者は、アンデッドの存在に対するモールの怒りを顕すための祝福を呼び起こす。
効果期間中は、そのキャラクターが装備しているどんな武器も1本だけを、アンデッドを攻擊する場合には魔法武器と見なすことができる。

 

モールの祝福;Blessing of Morr
発動値:5
発動時間:半アクション
効果時間:1分間(6ラウンド)
範囲:接触(または術者)
具材:カラスの羽毛1本(+1)

術者の奮起を促す言葉は、キャラクター1名にアンデッドは本当は惨めな状態にあることを理解させる。
そのキャラクターは、アンデッドが引き起こす「恐怖」と「恐慌」の影響を受けない。

 

 

モールの魔法体系

夢の神としての叡智は、「暗闇のモール」として予言者が修得する。

アンデッドに対抗する援助は「陽光のモール」として、黒の護り手たちが修得する。

暗闇のモールと陽光のモールを折衷したものが「黄昏のモール」である。

 

ほとんど全ての司祭が死人を永眠させるための『永遠の安息』と夢のお告げををもたらす儀式『導きの夢』を学ぶため、《追加呪文》によって特に条件なく修得できる。

黄昏のモール 暗闇のモール 陽光のモール
死体保存 未来一瞥 死体保存
カラスの気配 夢枕の伝言 カラスの気配
夢枕の伝言 運命づけ 不死者への敷居
アンデッドの破壊 導きの夢 アンデッドの破壊
モールの光景 モールの光景 永遠の安息
仮死の昏睡 霊魂との会話 仮死の昏睡

死体保存:Preserve Corpse
発動値:5
発動時間:1分間(6ラウンド)
効果時間:24時間
範囲:接触
具材:新鮮な果物1切れ(+1)

術者は、ひとつの死体の腐敗を一時的に止め、完璧に保存できる。
効果時間中その屍骸は、死霊術呪文によって蘇生されることもなくなる。

 

未来一瞥:Glimpse Ahead
発動値:8
発動時間:半アクション
効果時間:24時間か使用されるまで
範囲:術者
具材:小さな鏡(+2)

この呪文を発動させると、術者はある未来の出来事についてにわかに強い予知能力を得るが、その出来事の状況をただちに知ることはできない。
術者は、24時間以内に行なう1回のどんなテス卜にも+10%のボーナスを得る。
術者は、ロールする前にこのボーナスを使用することを宣言する必要はない。
術者は、24時間の間でこの呪文を2回以上使用した場合、2回目からは使用するたびに【意志力】テス卜を行ない、失敗すれば【狂気点】を1点獲得する。

 

カラスの気配:Sign of the Raven
発動値:9
発動時間:半アクション
効果時間:1ラウンド×【魔力点】
範囲:術者を中心に12ヤ一ド(6マス)
具材:カラスの羽毛1本(+1)

術者は、亡霊めいたモールの象徴であるカラス1羽を召喚し、カラスは死の影を周り一帯に投じる。
そのため、発動時に範囲内にいた味方全員と術者は、ダメージ•ロ一ルに+1のボーナスを得る。

 

 

夢枕の伝言:Dream Message
発動値:10
発動時間:1分間(6ラウンド)
効果時間:30秒
範囲:解説参照
具材:羊毛ひと塊(+1)

術者は、1人のキャラクターの夢に現われて、30秒以内の伝言を伝えられる。
受け手は術者と面識がなければならず、何かひとつは共通の言語が話せる必要があり、呪文発動時には睡眠中でなければならない。

 

不死者への敷居:Threshold Line
発動値:11
発動時間:全アクション
効果時間:解説参照
範囲:解説参照
具材:1片の木炭(+2)

術者は、モールへ祈りを捧げながら地面に最大8ヤードの長さまでの線を引く。
どんなアンデッドでも【意志力】テス卜に成功しなければ、この線を通ることができない。【意志力】を持たないアンデッドは、テス卜に自動的に失敗する。
この線は日の出までその力を有しており、各アンデッドはこの線を通るテス卜を一度しか試みれない。
もし、線が閉じた環でなければ、アンデッドは線を迂回するだけだ。
この線は一般的に円形をとるか、出入り口に描かれる。

 

運命づけ:Dooming
発動値:12
発動時間:1分間(6ラウンド)
効果時間:瞬間
範囲:術者
具材:目標の髪の毛1本か爪の欠片1つ+血1滴(+ 2)

モールが術者にキャラクター1名の将来の重大な事柄に関する幻視を与える。
たいていは死に関わる事柄だが、常にそうではない。
その幻視はいつも筋だったものではない。
術者は誰かがオークに殺されるだろうということは知ることができるが、どこでいつかは判らない。
この呪文がプレイヤー•キャラクタ一に発動されたのならば、GMは現在のシナリオの進展に関連する事柄を明らかにすべきだろう。
この呪文は、1名のキャラクタ一に1回しか唱えることができない。
最終的にはGMが、教える情報の質を判断する。

 

アンデッ卜の破壊:Destroy Uudead
発動値:13
発動時間:半アクション
効果時間:瞬間
範囲:接触
具材:木製の杭(+2)

術者は、《アンデッド》の異能を持つ1体の敵にダメージ値8の命中を与える。

 

導きの夢:Guiding Dream 
発動値:15
発動時間:1分間(6ラウンド)
効果時間:瞬間
範囲:術者
具材:お香1本(+2)

モールが術者に講け負わせようとしているある一連の行動に関する夢を見る。
この夢の内容ははっきりしたものであるが、決して完全なものではない。
術者が成すべきことやモールが望む理由を決して明らかにはしてくれない。
この幻視は、一般的に術者にひとつの特定の行動、ひとつの特定の場所、ひとつの特定の時間を示す。
術者は、どういうわけかその場所の名前や、位置、正確な時間帯を知っており、それらは夢で見た内容が明確なものでなくてもである。
術者は、夢の内容に干渉することはできず、夢で見た行動を生きたまま無事終えることができるという保証はない。
術者は少なくとも要求されたことを行なうか、その行動を行なうとされていた時が過ぎるかしない限り、この呪文を繰り返し発動してもほぼ常に同じ夢をみるだけである。
このような夢に従わないことは、教団の戒律違反になる。
術者が、夢の導きを神に嘆願したのだから、それに従わなくてはならないのだ。

 

モールの光景:Vision of Morr
発動値:15
発動時間:1分間(6ラウンド)
効果時間:瞬間
範囲:術者
具材:墓場で摘まれたキノコ1本(+2)

モールに今現在、術者が直面している問題に関わる幻視を見せてほしいと祈る。
GMは術者に代わって密かに【協調力】テス卜を行なう。
成功なら、術者はその問題に関連するひとつの幻視を見ることができ、それによって解決の糸口が見つかる公算がでてくる。
一方、テス卜に失敗したなら、術者は奇怪な幻視を目の当たりにしる。
それはなにやら意味ありげに思えるが、実は術者を惑わせるための無意味な幻視にすぎない。

 

永遠の安息 :Eternal Rest
発動値:16
発動時間:10分間
効果時間:瞬間
範囲:接触
具材:香木から作られた杭(+2)

術者は、厳めしい祈祷の言葉を死体に唱え、その魂がモールの国へ送られることを確実なものにする。
これにより、その死体は永遠に死霊術の呪文の効果を受けないようになる。
もし、対象がアンデッドならば、対象は【意志力】テス卜を行なわなければならず、失敗したならば即座に完全に滅ぼされる。
もし、対象が【意志力】の能力値を持っていなければ、破滅を避けるためのテス卜を行なうことができない。
司祭は、発動時間の間ずっと対象に接触していなければならない。
この儀式の祈祷の言葉はオールド•ワールドの多くの死体に唱えられているが、《信仰魔法体系》 の異能を持つ者だけが実際に呪文の効果を込めることができる。

 

仮死の昏睡:Sleep of Death
発動値:20
発動時間:全アクション
効果時間:解説参照
範囲:24ヤード(12マス)
具材:銀製の小さな草刈鎌(+2)

術者の祈祷は、大型テンプレートの範囲内にいる敵の一団を、死んだかのように眠らせる。
影響を受けた者は【意志力】テス卜を行ない、失敗したら1d10ラウンドにわたって睡眠状態となる。
睡眠中のキャラクターは、「無防備状態」だと見なされる。
この祈祷はしばしば、近親者を亡くした者を静かにさせるのに用いられる。とりわけ、騒々しい者を。

 

霊魂との会話:Speech of Morr
発動値:20
発動時間:1分間(6ラウンド)
効果時間:術者の【魔】×分数以内
範囲:【魔】と同数の質問数
具材:大きな鏡(+2)

死んだ人間の霊魂が君の前に現れ、術者の【魔力点】と同数の質問に答えてくれる。
術者は、かつてその霊魂が宿っていた身体か、身体の一部を持っていなければならない。
その霊魂は、嘘をつくことができず、必ず質問に答えなければならないが、どの程度の情報を与えるか選ぶことができる。
その霊魂の情報は、生前に知っていたものに制限される。
その霊魂が答えることができない質問をしたのならば、何も答えず、それは質問の使用回数を使ったものとみなされる。
その霊魂はモールの承認でもって死者の国から解放されているので、どんな死体でもこの呪文の目標に術者を問わず1回しかすることができず、それは成否を問わない。
同じ死体をまた目標にすることは、自動的に「神の天罰」を引き起こす。
術者は、すべての質問を術者の【魔力点】と同数の分数の間で行なわなければならない。
この期間が過ぎると、その霊魂は死者の国へ戻っていく。

Follow me!

コメント

  1. […] モールの魔法体系 […]

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました