アメーバ: Amoebae

アメーバは、不定形なスライムやゼリーに似た単純な単細胞生物である。
這い進む速度は遅いが、体長の半分ほどの仮足を伸してより速く移動することもできる。
主に有機物を食料とし、金属や鉱物はもとのままで排泄する。
知能を持たないアメーバは容赦なく、精神を持たず、単に移動して、草や動物の死骸や茸、睡眠中の冒険者までをも食料として何でも構わず摂取するためにだけ存在している。
また、アメーバは温もりに引き寄せられる。
温もりのあるところには栄養源があるからだが、細胞膜に損害を与えうるほどの極度な高温の場合は回避する。
アメーバの知覚力は、その程度のものにすぎないのだ。
たいていアメーバはとても小さいが、時としてとてつもない大きさに育つこともある。
一般的な指針として、直径2フィー卜毎に、アメーバの【筋力】が10%増大し、【攻撃回数】を1回増加させる。
最大級のアメーバでも直径10フィートより大きく育つことはまずない。
下記のデータは、大型の直径7フィートのアメーバのものである。

主要プロフィール
武技 射技
29% 0% 34% 47% 22% 0% 0% 0%
副次プロフィール
筋+ 頑+
3 11 3 4 3/6 0 0 0

技能:〈忍び歩き〉+10%、〈水泳〉

異能:なし

特別ルール:
• 水生生物(Aquatic):アメーバは水中呼吸が可能である。
また、水中では【移動力】が6になる。

• 精神不具有(Mindless):アメーバは、【知力】と【意志力】、【協調力】をもたず、それらの能力値に基づいたテストは行なえないし、失敗することもない。
• 熱と冷気に対する恐怖(Fear of Heat and Cold):火の点いた松明や氷水で冷やした金属などのとても熱いか冷たいもので攻撃することに成功したら、アメーバを後退させることができる。
「移動」か「戦闘からの離脱」かは、GMの判断。

• 飲み込み(Engulf):アメーバは充分な大きさがあれば、攻撃が命中した場合(実際ダメージを与えたかどうかに関わらず)目標を飲み込もうとする。
飲み込まれた相手はアメーバの体内で窒息し、そして強力な酵素によって消化され始めるために各ラウンドの開始時に【耐久力】を1点失う。
犠牲者は、脱出の判定に関しては「組みつき」の状態にあるものと見なす。
もし、アメーバが犠牲者を飲み込むほど充分な大きさがなくとも、張り付いた部位を動けなくするほどには大きいかもしれない。
完全に包み込まれた犠牲者は吸収したアメーバに攻撃されることはないが、近くにいる他者から攻撃される可能性はある。
アメーバに完全に飲み込まれた者は、【意志力】テストを行なわなければならず、失敗したなら【狂気点】を1点獲得する。

• 這いずり(Creeping):アメーバは執拗ではあるが、動きは純い。
そのため、「走行」アクションを取ることができない。

鎧:なし
アーマー・ポイント:胴体0(01~100)
武器:飲み込み用仮足

 

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コメント

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