・・・続き。
●前回は雨で足止めを食らって、小さな村でケイオスチャンピオンを撃退したワールウインド一行。
今回こそはアルトドルフに着くぞと意気込んでいます。
【ＧＭ】
はい、皆さんはアルトドルフの港に着きましたよ～。
【アデルベルト】
はやっ！
【エリーズ】
いきなり着いたよ。
【ウルフガング】
入港料とかいってずいぶんぼったくられなきゃいいが・・・。
【徴税員】
川舟ね。
じゃ5gcで。
【ピョートル】
そんなに高くないな。
【リンダラ】
いや、みんな金持ちになって金銭感覚がマヒしているだけだ。
【一同】
確かに！
【徴税員】
何だかあんた達、見たことあるなぁ？
【ＧＭ】
そういって、ニタニタと人差し指と親指で輪っかを作って金銭を要求してくる。
【ウルフガング】
俺たちのことは判ってるってわけか。
【エリーズ】
相変わらず都会ってのは腐っているズラ。
【ピョートル】
これからってときに面倒起こすのもなんだ・・・。
おとなしく1s渡すよ。
【徴税員】
旦那～。
子供の駄賃じゃ無いんですよ。
ケタが違う、ケタが。
【ピョートル】
あっ、そうなの?
じゃ、1gcで。
【徴税人】
他の人は？
見覚えのある人が、一人二人・・・五人と。
【一同】
1gcくらい何ともないが、こいつにだけは払いたくないな・・・。
しかし、仕方あるまい。
ほらよっ。
【徴税員】
まいど～。
あっ、それとエルフの方はエルフ税1gc。
そこのノッポの方はノッポ税1gcね。
【アデルベルト】
ノッポ？
カーンか！
今回参加して無いNPCのくせして税金取られるなよ。
【エリーズ】
こうやって都市は大きくなっていくズラ。
【ウルフガング】
分からんよ。
半分くらいはこのオッサンの懐かも知れないし・・・。
【ＧＭ】
まあ、とにかく皆さんは無事？アルトドルフの街に降り立てたわけです。
【ピョートル】
さて、ジークフリード・エッフェンベルグとかいう人の所に行くのが目的だが・・・。
【エリーズ】
せっかくエンパイアの首都に来たので、街の散策もしたいし。
【ＧＭ】
え～、これが大まかなアルトドルフです。
(アルトドルフの尖塔P22にてPLに説明)
おそらく、ジークフリード氏はいわゆる高級住宅街のようなところに居るでしょうね。
【ウルフガング】
まずは酒場じゃね？
そこで、ジークフリード氏の家も聞き込みできれば、御の字。
【アデルベルト】
そうだな。
冒険の手始めは酒場だ！
【ＧＭ】
そうそう、ジークフリード氏の家を訪ねるにあたって、〈常識：エンパイア〉でテストしてみて。
【ピョートル】
マスター、俺出身がレイクランドの都市なんでアルトドルフ出身ということで、ボーナスくれ。
【ＧＭ】
げげっ！
マジで？
細かく指定してなかったからアルトドルフ出身でもいいけど、ジークフリード氏と知り合いとかは無しね。
+20%いいよ。
【ピョートル】
懐かしいな我が故郷。
【ウルフガング】
そっかピョートルは、アルトドルフの街道巡視員で左遷されてナルンで、ナルンに居れなくなって、さらにどっかの田舎の村で街道巡視員やってたってことか・・・。
【ピョートル】
余裕で成功だぜ。
【ＧＭ】
一人でも成功すればＯＫです。
ジークフリード氏のような身分の高い人に会うためには、今着ている服やガチャガチャの鎧はふさわしく無いことが分かります。
せっかく書いてもらった親書を疑いの目で見られ、きっと門前払いされるのが関の山でしょう。
せめて上等な服くらい着て正装して行きましょう。
【エリーズ】
おおっ、さすがピョートルズラ。
武器とかはこのままではまずいのかな？
【ＧＭ】
はい、一部レイピア等の細身の剣などはいい場合もあります。
ピストルなども結構大丈夫です。
【ウルフガング】
おっ、俺の魔剣は・・・。
【ＧＭ】
アウト。でしょうね。
【アデルベルト】
どちらにせよ一旦酒場で、宿も取って散策ついでに洋服買って、装備は必要最小限の物意外は船に預けておくって言うのはどうだ。
【一同】
賛成～。
●こうして、アルトドルフの街に降り立って田舎者丸出しのワールウインド一行ですが、無事にジークフリード氏に会って身に掛かった嫌疑を晴らすことが出来るのでしょうか？
・・・続く。
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