ウォーハンマーFRP リプレイ【ワールウィンド】 第30話

・・・続き。

●一行はマリクの脚を毛布で包み、噂の店「バーバー・マスカット」へとやってきた。
※マスカットについては、リプレイ第一章「エウレーカ!」参照。

【マスカット】
へい!らっしゃい!

あっ、あんた達は・・・

【ウルフガング】
やっぱりな。
こんな展開だとは。

久しぶりだな。
立派に供養されちゃって。

【エリーズ】
あの後、官憲からの追及は無かったズラ?

【マスカット】
「灯台もと暗し」とはよく言ったもので、あんた達が派手に逃げ回ってくれたおかげで、俺はナルンの街で普通に生活できてたよ。
官憲の目は全部アンタ方ワールウインドにいってたからね。

で、何の用だい。
見た感じ、ただ事では無い様子だが。

【アデルベルト】
ちょっと込み入った事情でこのガキの脚を診てもらいたいのだが・・・

【マスカット】
ううむ・・・。
これは!

私が扱った症例の中で三番目にひどいな・・・。

【アデルベルト】
そんなに難しい症例なのか?

【マスカット】
いいや、開業して間もないから3人目の客で一番簡単だという意味だ。
アルトドルフでは、このくらいの混沌変異治療は日常茶飯事だ。

【リンダラ】
客3人目かよ。
大丈夫か?

【マスカット】
今の所、完治率100%だ!
私に任せておきなさい。
君たちが派手に逃げ回ってるおかげで、私は修行に専念できたんだ。
手は抜かないよ。

●GMはWHコンパニオン片手にマスカットの医師としての手術成功率を決めるためにランダムで決めることにした。
どうやら彼は「良質」な医師らしく、なかなか「品薄」なのだそうだ。
細かい事はめんどくさいので、負傷治療70%の成功率をそのまま採用し、切断で70%、その後の感染症の疑いで70%の2回ロールでマリクの運命を決めることにした。

【GM】
そういうわけで、マスカットは紛れも無く名医みたいです。
まずは、脚の切断手術が上手くいくかどうか。
代表者オープンダイスでテストよろしく。
成功率は・・・70%!

【一同】
おおーっ
70%。すげー。

【アデルベルト】
では、いくぞ。
コロコロ・・・48!成功。

【GM】
続いて、その後の感染症にかかる疑いのテスト。
縫合や焼き付けがきちんとされているかといったテストだね。

【アデルベルト】
70%の高確率とはいえ、2連続テストは緊張するな~。
コロコロ・・・51。成功。

ふ~っ。

【マスカット】
まあ、こんなもんでしょう。
では、切断費用で15s頂きます。

【アデルベルト】
安っ!

義足は?

【マスカット】
一般的なヤツなら、6sで。
そのほか驚異的な跳躍力を備えたやつや、キックしたら警棒みたいに伸びるヤツとかあるけど・・・。

【アデルベルト】
いや、一般的なやつで。

【ピョートル】
NPCじゃ無かったら、船のメンバーで唯一医者で頼れる存在なのに・・・。
ワ●ピースでいえば、チョッ●ーだな。

【マスカット】
またなんかあったら、いつでも頼ってくれ。

【アデルベルト】
とりあえず、マリクと兄弟を連れて、船に戻ろう。
5人の船員に説明もしなければならんし。

【リンダラ】
聖遺物とやらが気になって仕方ないのだが。

【ウルフガング】
マリエンブルグのシグマー司祭に届けるということだが、アルトドルフの方が、シグマー派の総本山なワケで、位の高い司祭とかはいるはずなんだが・・・。
なぜ、マリエンブルグなんだろう?
アルトドルフで鑑定だけでもしてもらえないかな?

【ピョートル】
あとは、本来の目的であるジークフリード・エッフェンベルグ氏を尋ねるというのも忘れてはいけないぞ。

【エリーズ】
そう考えると、ずいぶん脱線してたズラ。

【リンダラ】
ジークフリード氏への訪問と聖遺物の鑑定とで、二手に分かれるのが賢明か?

●無事にマリクの手術も完了し、一気に3名の新しいNPCを抱き込んだワールウインド一行。
やっと、ジークフリード氏を尋ねるという本筋を思い出してくれて一安心のGM。
聖遺物の謎は深まるばかりだが、謎は解けるのか?はたまた謎を呼ぶのか?

・・・続く。

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