・・・続き。
【ウルフガング】
やっと動きが出てきたな。
そろそろ戦闘の準備をっと・・・
【ピョートル】
矢は一体どこから飛んできたんだ？
【アデルベルト】
とにかく、我々の場所は発見されているということだ。
逃げも隠れもしたくないが、逃げたり隠れたりするなら、岸に寄せて森での戦闘にするか・・・
【エリーズ】
でも、矢が超遠距離で岸から発射されたのだとしたら、相当な射撃の名手ズラ。
【アデルベルト】
確かに。
なんだかんだ言って、今まで戦い難い舟上の戦闘が逆に地の利になってるもんな～。
【ピョートル】
しかし、「お宝」とは？
聖遺物とは限らなく無いか？
例えば・・・魔剣とか。
【ウルフガング】
えっ、これか？
確かに聖遺物と見せかけといて実は違う物でした！とか。
ありえなくも無いな。
【アデルベルト】
見えない敵に怯えるより、相手をおびき出して見える敵にしてしまえば早い。
【エリーズ】
じゃ、みんなの各自「お宝」を甲板の上に並べておびき出すズラ。
【ベルンハルデ】
アルトドルフで舟に装備したベリボウの威力が試せるわ。
【エリーズ】
ヒロインのクセに恐ろしい発言ズラ。
【ウルフガング】
今回は接近戦はなさそうだな。
舟の武器庫からボウでも取ってくるか。
【ピョートル】
とにかく、今夜は厳重な見張りが必要だな。
【ユーリ】
みなさーん。
ご飯の準備できましたよ～。
【一同】
わーい。
飯だ、飯だ！
【ＧＭ】
というわけで、各自「お宝」は甲板の上に広げっぱなしで飯をがっつくのでした。
【ピョートル】
というわけでだな(もぐもぐ)見張りの当番を(もぐもぐ)決めようじゃないか(ゴックン)
【アデルベルト】
そうだな(モグモグ)。
ニ交代でいいんじゃね(モグモグ)
【エリーズ】
私は《長視野》(モグモグ)があるズラ。
【ウルフガング】
《夜目》の利く(モグモグ)リンダラがいないからな～(モグモグ)
ピョートルと(モグモグ)アデルベルトは(モグモグ)《鋭敏聴覚》があるな(ゴックン)。
【ピョートル】
では、私と(モグモグ)《長視野》持ちの(モグモグ)エリーズが(モグモグ)早番で、(モグモグ)、遅番を(モグモグ)アデルベルトと(ゴックン)ウルフガングで行こう。(ゲェ～)←ゲップ
・・・失礼。
【エリーズ】
じゃ、食事とミーティングも終わったことだし、ピョートルさん早く見張りに行くズラ・・・しまった！「お宝」出しっぱなしズラ！
【ピョートル】
ヤバイ、急いでいくぞ。
【ＧＭ】
急いで、甲板の上にたどり着いたピョートルとエリーズ。
「お宝」を確認して一安心。
何も無くなっていません。
【エリーズ】
とりあえずよかったズラ。
【ピョートル】
そろそろ、日も傾きかけてるな。
【ＧＭ】
エリーズさん、〈察知〉テスト。
《長視野》で+10%ね。
【エリーズ】
了解。
成功ズラ。
【ＧＭ】
では、遠くの方から3メートルほどの鳥が3羽こちらに向かってまっすぐに飛んできます。
それは、時々羽ばたくのですが、鳥の羽ばたきとは明らかに違います。
どんどん近づいてくると見えてくるのは、翼の生えた人・・・何か見覚えのある・・・エウレーカ？・・・あのグライダーだ！
・・・続く
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