シグマー教:sigmar

信仰の中心地:アルトドルフ

教団の首長:総大司教”謹厳なる者”ヴォルクマール

主な祝祭日:シグマーの日―シグマー月第28日

著名な聖典:『シグマーの書』、『神君シグマー』、『英霊の書』

一般的なシンボル:シグマーの戦槌(ガール・マラッツ)、双尾の彗星、鷲獅子(グリフォン)

戒律

・命令は遵守すべし。

・ドワーフ勢に加勢せよ。

・エンパイアの一統をさらに強固たらしめるために尽力せよ。たとえ、個人の自由が犠牲になろうとも。

・帝国皇帝陛下には誠心誠意の忠誠を尽くすべし。

・グリーンスキン、混沌の奉仕者、および混沌魔術の使い手は、どこに隠れようとも探り出して抹殺せよ。

 

教団概要

エンパイアでシグマー教団は確固たる存在だ。シグマー教は事実上、国教としてエンパイアでは広く普及している。

祝日ごとにあらゆる階層の人々が神殿に列をなし、松明修道会の司祭の説教を聴く。

神殿は街や村の中心をなし、街や村の優れた青年をスカウトしては、戦槌担ぎ(ハンマーベアラー)として、エンパイアの防備を固める。

最大の勢力を誇るこの教団は規模が大きいだけに、大小さまざまな修道会が存在し、それぞれの解釈でシグマー神を讃える。

最大規模の確固たる信者数の陰に教派分裂の危機をはらんだ不安定な側面も存在する。

どの教派も市民の善良さを守るということにおいて共通しており、エンパイアを正しい方向へと導く大目標で共通しているはずであるが、その舵取りを誰が行うかについて水面下で様々な駆け引きが行われているのが実情なのだ。

 

教条

シグマー教徒にとって精神的な強さと身を守るための戦いの技術は、ことのほか重要で、向こう見ずな突進やしまりのない思考は、腐敗や異端への近道だと考えられている。

また、力強さと強固なリーダーシップを高く賞する。それはシグマー本人が備えていた資質であると信じられていて、民衆にも同様な資質を醸成することで、異端や暗黒の神々をはね返す力になると信じている。

 

入信

シグマー教では修練者とよばれて、司祭によっていずれかの修道院に迎え入れられ、しばしば儀式的に剃髪がなされた後、シグマーの道が教え込まれる。

名目上、入信の門戸は広く開かれているが、若者のみを修練者として受け入れる神殿がほとんどだ。

修練者には”父親”役の司祭を割り当てて日々の祈祷や下働きの合間に自由になる時間はほとんどない。シグマーとして知っておくべき事をしばしば暴力を伴う独自のやり方で叩き込まれる。

そういった修練に耐え、上位者に認められた修練者は、一般的に『正義の十二の祈祷文』を一字一句間違えずに暗唱するか『シグマー聖歌』を間違えずに歌い上げることに続いて、司祭たちから突っ込んだ質問が浴びせられる。

試験には上記以外にも様々あり、グリーンスキンを一体殺害し、その偉業を長々しく説明することが試験であったりと修道会など所属する組織によって様々である。

 

教団員

最大組織である松明修道会の教団員は多様性に富んでいて、ローブの色や剃髪、襟の高さなど神殿によって様々である。しかし、その多様性は総大司教の許可の下に認められる。

銀槌修道会の一般的な戦闘司祭たちは黒地に黄色で細かく装飾のされたローブを革製の防具の上に着用している。ブレストプレートなど高価な鎧を着用する戦闘司祭は、襟の高い喉当てを好み、グリフォンや彗星、十字の装飾を施し、神聖さを強調する。また、安価なチェインメイルで代用している戦闘司祭も目立つ。

金床修道会は修道院ごとに服装や髪型の規定が異なる。灰色か黒のローブを基準にしているが、緑やオレンジなど基準はほぼ関係ない。剃髪についてもざんばら髪でも一部を剃っている者、全体を剃っている者、シンボルの模様を剃っている者など様々である。

浄化の炎修道会は厳しい基準で入会を認めているため、儀式用の服は厳しく規定されている。ローブは黒地に赤の模様で、髪は短く刈り込み、修道会の上位メンバーにより精巧な模様がつけられる。床まで延びる黒いフード付きのマントも着用されるが、修練者にそれは認められない。ただし、この厳しい規定の服装は重要な機会に着る服装であり、旅行の際には一般市民と同じ恰好をしてるが、火焔の模様がついたバッチを必ず身に付けて修道会のメンバーである身分証明にしている。

 

主な組織

松明修道会

シグマー教最大の組織であり、各地の神殿の管理運営、行事の取り仕切り、聖歌隊の結成、民兵の組織、戦槌担ぎのスカウトなど市民に向けたシグマー教の主だった活動の多くは松明修道会の司祭が行っている。松明修道会は市民の心が混沌など不浄の者共に蝕まれることを阻止しているのだ。

 

銀槌修道会

銀槌修道会は、エンパイアの領土を旅しながら、外敵の脅威を粉砕し、国境の守りを固め、当局者に助言をしたり、心の固まっていない入信者に話しかけたり、戦槌担ぎたちに稽古をつけたり、集会で説教をするなど、その活動によって民衆から敬愛されている。

 

金床修道会

金床修道会は、修道生活を旨とする組織で、教団内でも揉め事などをシグマーの聖句にならい収束させる。中には派遣判事としてエンパイア中を旅して失われたシグマーの書物を探し求めたり、上位者からの命をかなえるべく動くときがある。

 

浄化の炎修道会

浄化の炎修道会は混沌の種を探し出し摘み取ることが主な仕事で、彼らがいなければエンパイアはもう何世紀も前に混沌に飲み込まれていたといわれる。浄化の炎修道会の審問官が胸につける炎を形象化した大メダルはエンパイア国内において、シグマー教の神殿、修道院、集会堂などあらゆる場所への通行証となり、現地の教団員たちは審問官の要求をかなえることが期待される。

 

信仰と純潔の姉妹会

創設者である”清純尼”エステルが孤絶の美徳を説いて創設された。小さな修道会であるこの信仰と清純の姉妹会は名前のとおり、構成員は全て女性である。日頃は人目を避けてながら慈善活動に精進しているが、”動かぬ太陽”のたびごとに帝都の夏に蒸された暑い街路を、黒地に刺繍が施されたマントとプレートアーマーを身に付けた汗まみれの仮装行列が練り歩く。シスターたちの行列には見物人が殺到するため、修練者たちは見物人から寄付金を集めてまわる。2515年に代表のシスターが炎天下のパレード中に倒れ、モールの元に召されたことをきっかけに、大司教ヴォルクマールの命でシスターたちに戦の支度が命じられ、エンパイア全域の危険な前線へと消えていった。いまや生き残ったシスターたちだけが修練者に自分たちの経験を教え、”動かぬ太陽”のパレードをひっそりと行っているだけだ。

 

教団技能と教団異能

シグマー教に属する者は、以下の技能と異能を追加してよい。

(そのキャリアに就いた時点か、修道会に参加した時点か、どちらか早い方で決める)

 

入信者

修道会不問:〈常識:ドワーフ〉

司祭

金床修道会:〈学術知識:神学〉、〈学術知識:法学〉、〈言語:カザリット語〉

浄化の炎修道会:〈威圧〉、〈言語:カザリット語〉、〈指揮〉、《特殊武器:両手用》

銀槌修道会:〈言語:カザリット語〉、〈指揮〉、《特殊武器:両手用》

シグマー聖堂騎士団:〈言語:カザリット語〉、〈拷問〉、《特殊武器:黒色火薬》

松明修道会:〈言語:カザリット語〉、〈指揮〉、〈礼儀作法〉

信仰と純潔の姉妹会:〈威圧〉、〈言語:カザリット語〉、《特殊武器:両手用》

 

Follow me!

コメント

  1. […] シグマー教 […]

  2. […] シグマー […]

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました