飛行・浮遊

飛行タイプと移動

飛行するクリーチャーやキャラクターは2つのカテゴリーに分類されるが、いずれも異能に関連するものだ。
《空中浮遊者》は空中を移動できるものの、2ヤードよりも高い高度に上昇することはできない。
一方で、《飛行者》は、烏のように空高くを飛ぶことができる。
飛行できるクリーチャーやキャラクターは、【飛行移動力】と呼ばれる追加の能力値を得る。これは【移動力】と同様に機能するが、飛行する際にのみ有効である。
クリーチャーの【飛行移動力】は、通常の【移動力】のあとににくくられて示される。
たとえば、【移動力】が3(8)クリーチャーは、地上【移動力】3と、【飛行移動力】8を有す
るという具合だ。
飛行呪文の場合は、それによって付与される【飛行移動力】が明記される。
キャラクターは飛行中には、自身のターンに少なくとも1回の移動アクションを行なわねばならず、さもないと転落してしまう。
空中浮遊者ならたんに地上に降り立つだけで、なんらダメージはこうむらないが、低高度にいる者は15ヤードの転落に等しいダメージをこうむり、高高度の者は25ヤード以上の場合のダメージをこうむる。
詳しくは、転落ルールを参照のこと。
突進攻撃と走行のアクションは、移動の一種だと見なされる(もっとも、飛行者の場合は走行ではなく滑翔だと考えたいプレイヤーもいることだううが)。

高度

地表レベルより上には、浮遊高度、低高度、高高度と3段階の高度がある。
それらは、以下のとおりに影響する。

 浮遊高度
地表をかすめて飛んでおり、高度は2ヤードを上回ることはない。
キャラクターは障害物や穴をたやすく飛び越えられるが、攻撃は通常どおりに解決される。地上に
いるキャラクターと同様に攻撃し、また攻撃されうるのだ。

 低高度
15ヤード(約13.7m)以下の高度で飛んでいる。
キャラクターは接近攻撃が行なえず、また接近攻撃を受けることもないが、遠隔攻撃や呪文は可能である。
キャラクタ一は、下方に射撃する場合はいっさいペナルティを受けないが、上方に射撃する場合には、距離が16ヤード(8マス)余分にあるものと見なさねばならず、【射撃技術度】に-10%のペナルティをこうむる。

高高度
地上のはるか上空を飛んでおり、いかなる攻撃もとどかない(低高度から射撃される場合を含む)。
キャラクタ一が攻撃でき、また攻撃を受けるのは、高高度にいる他のクリーチャーのみである。
キャラクターは、移動アクションをとるごとに、高度を1しべルだけ変える(上昇か降下)ことができる。
突進攻撃か走行アクションを行なう場合、キャラクターは高度を2しべル変えられる。

空中戦闘
低高度や高高度にいるクリーチャーも接近戦闘に参加することはできるが、地上戦闘とは多少流儀が異なる。
飛行者は、前方への推進力を保たねばならず、さもないと地面に転落してしまうからだ。
そのため、一箇所に留まることができず、接近戦闘で敵と四つに組むこともできないのである。
空中戦闘で敵と接近戦闘をするには、両者とも同じ高度(低高度か高高度)にいなければならず、突進攻撃アクションを行なわねばならないのだが、重要な相違がひとつある。
空中で突進攻撃をする場合、キャラクターは移動中のどの時点ででも攻撃が行なえる。
これは、敵と並んで飛び、追い抜きざまに一撃を浴びせることをあらわしている。
同高度にいる飛行クリーチャーどうしは、通常どおりに遠隔攻撃や呪文でお互いを攻撃しあえる。

引きずり下ろし
キャラクターは空中戦闘で敵にダメージを与える代わりに、相手を地上に引きずり下ろそうと試みることができる。
それには突進攻撃アクションが必要である。
キャラクターが命中を与えた場合でも、いっさい敵にダメージは与えない。
その代わりに、両者で対抗【筋力】テストを行なう。
攻撃側が勝ったなら、相手を高度1しべル分引きずり下ろすことができ、【飛行移動力】が残っているのなら移動を継続してよい。
敵が勝ったなら、試みは失敗するが、攻撃側は【飛行移動力】が残っているのなら移動を継続してよい。
引き分けの場合は、両者がもつれあい、ともに地上へと転落して、高度に応じたダメージを受ける。

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