ウォーハンマーFRP リプレイ【ワールウィンド】 第33話

・・・続き

【GM】
二手に別れていた君たち一行はまた、ワールウンイド号で合流した。
あっ、神殿からの任務証明書の発行は二日後だそうです。

【ピョートル】
かくかくしかじかだ。

【アデルベルト】
そうか。
こらは、かくかくしかじかでな~。

【GM】
はいはい。
情報交換はできましたね。

では、どうしますか?

【アデルベルト】
行くしかないっしょ!
ピットファイト。
なあ、ウルフガング。

【ウルフガング】
でも、優勝しなきゃなんないんでしょ?
GMがそんな簡単に優勝させてくれるはず無いと思うけどな・・・

【GM】
ニヤニヤ

【ピョートル】
冷静に考えろ、GMが冒頭に取って付けたように任務証明書の発行は二日後と言ったじゃないか。
発行されるまでの二日間何するかといえば・・・決まりだな。

【リンダラ】
さっきから、PL発言が目立つが、ピットファイトについては賛成だ。
そろそろ、金銭的にも余裕が無くなってきたし、ピットファイト自体はウルフガングが戦えばどうにかなるだろ。

【エリーズ】
そうズラ。
私とリンダラは射撃系なので、ピットファイトとは無縁なので、ウルフガングを応援するズラ。

【アデルベルト】
決まりだな。
じゃあ早速ジークフリード氏の所へ行こう。

【GM】
では、ジークフリード邸へ移動だね。

ジークフリード邸に着くとジークフリード氏は歓迎してくれる。

【ジークフリード氏】
よく来てくれた。
さあ、入りたまえ。
食事でもしながらピットファイトについての説明をしよう。

【GM】
PC一行は豪華な客間に通され、間もなく食事の支度をした食堂に通される。
豪華な食事が並んでいて、お誕生席の所にジークフリード氏、彼の両側にPCたちの人数分のイスが並べられている。

【ジークフリード氏】
さっ、遠慮なく食べてくれたまえ。
食事をしながらピットファイトのルールについて説明するとしよう。

【エリーズ】
あの・・・まだヤルなんて一言も言ってませんが・・・。

【ジークフリード】
じゃ、君たちは私の顔を見に来ただけだとでも?
そうじゃないだろ?
君たちの目には決意が見える。
私の目はごまかせんよ。

【アデルベルト】
ところで、素手の戦闘はあるんですか?

【ジークフリード】
なに、君は素手の戦闘が得意なのかね。
それは頼もしい。
ははは。
あるよ。素手でのバトル。
自分の拳だけを頼りに世渡りしてきた奴らが凌ぎを削る。
まさに男の中の男決定戦だ!

【リンダラ】
他にはどんなのが?

【ジークフリード】
では、説明しよう。

第1回戦は素手での戦闘だ。
アーマー着用不可。
素手又はナックルダスターまでの装着が可だ。
ルールは簡単。殴り合って敵を気絶(棄権)又は殺せば勝利だ。
しかし、打撃戦ばかりとは限らない、中には《レスリング》技で組み付いてくるものもいるぞ!
8人のトーナメントで3戦あるぞ。

【アデルベルト】
そうか、そんな技能もあったな。
《ケンカなれ》だけが最強じゃなかったか。

【ジークフリード】
二回戦は対猛獣戦だ。
装備は銃火器以外は自由。
その日の仕入れによって相手が変わるのが特徴だ。
熊などの場合が多いな。
最初の猛獣を何Rで倒したかが重要で、猛獣相手に3回戦う。
例えば、最初の猛獣を5Rで倒したら50gc、次の猛獣を5Rで倒したら50gc×5(R)=250gc、次の猛獣を7Rで倒したら250gc×3(R)=750gcと優勝の称号という訳だ。

【リンダラ】
なるほど、10ターン以内に倒さなければいけないという時間制限付きか。

【ジークフリード】
三回戦は人間VS人間のタイマン勝負。
一回戦とちがうのは、装備が自由なことだ。
8人のトーナメントなので、3回勝ち抜き戦となる。

四回戦は装備自由な人間同士の戦闘だが、3人対3人の団体戦だ。
同じく8組のトーナメント戦となる。

【エリーズ】
三回戦はウルフガングで決まりズラ。

【ウルフガング】
くそ~。
魔剣を覚醒してないのが悔やまれる。

【ジークフリード】
五回戦は単純明快バトルロワイヤルだ。
10名の装備自由な戦士たちが凌ぎを削る。
自分以外は全て敵というわけだ。
ピットファイトでは一番盛り上がる花形の試合だ。

いずれも耐久力が0になった時点で棄権とみなされる。
さて、君たちはどれに出場するかな?

【リンダラ】
今回はアデルベルトとウルフガングに頑張ってもらわないとな。

【エリーズ】
我々、エンゴ(援護)ーズは今回出番なしズラ。

【GM】
あっ、ちなみにWHは耐久力0になっても死なないけど、闘技場で耐久力0になったら1度だけクリティカル表振ってもらいます。(ニヤニヤ)
では、どれに出場するか考えてください。
(ここで実際のセッションでは、トイレ休憩を取った。)

【リンダラ】
では、私はお手洗いへ・・・。

【ピョートル】
GM!
我々のキャンペーンでは「色気」とか「萌え」とかが少ない気がします。
なので・・・コソコソ。(皆で耳打ち)

【GM】
はい、PL間の関係がギクシャクしないならOKです。

【リンダラ】
ただいま~。
手を拭き拭き。

【ピョートル】
えーっ、ではリーダーである私の方からエントリーの発表をしたいと思います。

一回戦、素手部門は・・・アデルベルト!
二回戦、猛獣部門は・・・リンダラ!

【リンダラ】
えっ!
聞いて無いよ。

【ピョートル】
たった今みんなの意見で決まった。
弓の名手である君に熊さん達をピュッピュッとやっつけてほしい。
エリーズでもよかったのだが、ト○ームレイダー的なコスチュームでセクシーに決めるとなるとエルフの君の方が適任だったし・・・。

【リンダラ】
コスチュームって?

【ピョートル】
漆黒のフルレザーアーマーをジークフリード氏が用意してくださった。

で、三回戦は・・・ウルフガング!
四回戦は・・・見送り。ただしここまで一つも優勝できてなければ、ここで全力を注ぎ込む。
五回戦は・・・我々は見送り。ミスターGが出るようなので、詳しくはスピンオフで。

【GM】
では、リンダラもまんざらイヤそうでは無いので、決定ということで。

また、装備についてはサプリ「武器庫」の平均的までを貸してくれる。
借り物の武器、防具には一番目立つところに、ジークフリード氏の「Z」の文字が刻まれている。

【ウルフガング】
なんだよ~。
かっこ悪いじゃん。

【ジークフリード】
では、明日の夜がピットファイト開始なので、それまでゆっくりしていたまえ。

●ダマテンのリンダラ出場事件が起こりピットファイトは一波乱ありそうな様相を呈する。
このリンダラの出場が、後々ジークフリード氏に深い影を落とすことになるとも知らずに・・・。

・・・続く

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