ウォーハンマーFRP リプレイ【ワールウィンド】 第38話

WH第7弾オリジナルシナリオ

川面の夜風

【GM】
官憲と魔狩人から追跡を放免され、無事アルトドルフを後にした一行は、快適な川舟の旅を続ける。

【ベルンハルデ】
まさかこの聖遺物が混沌のアーケイオンの物だったなんて・・・。

【ウルフガング】
それを託したフォルナート殿はそれを承知でベルンハルデに渡したのだろうか・・・?

【アデルベルト】
彼女のように強い意志の持ち主ならと思ったのかも知れんな。

【ピョートル】
いずれにしても、安心していい。
ベルンハルデ嬢は私が守る!
たとえ、聖遺物が敵に奪われたとしても・・・。

【エリーズ】
それじゃ、単にベルンハルデさんを自分に振り向かせたいだけズラ。

【ピョートル】
うるさい!

【エリーズ】
しかし、リンダラ姉さんの活躍はかっこよかったズラ。

【アデルベルト】
優勝は逃したがな・・・しかしタイガーは無いよな。

【ピョートル】
その後、あまりのセクシーさに夜のアルトドルフでリンダラプレイなるモノが大流行して、殺人事件まで起きたとか、起きてないとか・・・

【GM】
その件は今回、関係ありませんので先に進めます。

【ウルフガング】
俺、優勝したのに影薄いな~。
今度からは魅せる戦いをしようと思います。

【GM】
そんなこんなで船旅を再開して一日ほど進むと、魔狩人らしき3人が馬を船と並走させて、舟を停めろと言っている様だ。

【ウルフガング】
まさか、往生際の悪い魔狩人が無罪放免の我々を退治しにきたか?

【GM】
アデルベルトさんは《鋭敏聴覚》あるので、聞き耳テスト+20%ね。

【アデルベルト】
成功。
どうやら敵意は無いようだな。
何か話したいことがあるらしい、おーい舟を岸に寄せろ~!

【人足達】
アイアイサー

【魔狩人】
わざわざ、話を聞いてくれてありがとう。
私はハインツだ。こっちは、オスカーとクラリッサだ。

【オスカー・クラリッサ】
よろしく。

【ハインツ】
君たちが本隊かどうかは知らないが、我々は見ての通りの囮だ。

【GM】
そういってハインツは君たちに空の聖遺物入れを見せて、無邪気に笑う。

【クラリッサ】
あなた達を停めたのは、昨日早速、混沌の手の者が私たちを襲撃してきたの。
もちろん返り討ちにしてあげたけどね。

【オスカー】
問題は、混沌の手の者が襲ってきたことではなく、この情報伝達の早さだ。
信じたくは無いが、シグマー内部に混沌の魔手が伸びている可能性がある。

【ハインツ】
事態は掘り下げると厄介そうだ。
混沌野郎はどんな姿をしているか判らないから気をつけろ。
もしかすると、隣にいるあいつやこいつが混沌の手先だっていうこともある。
実は俺が混沌かもしれんぞ。ケケケ。
冗談、冗談。

【ウルフガング】
しかし、たった3人で襲撃してきた混沌の手下を返り討ちにしたのか?

【エリーズ】
すごいズラ。

【アデルベルト】
なぜ、少人数で行動するんだ?
危険じゃないか?

【オスカー】
我々の目的は本隊のダミーになることだ。
ダミーとして敵の目を欺くことと、まんまと騙された混沌を撃退することが使命であり、手柄にも繋がる。

【クラリッサ】
だから、信用の置ける仲間とできるだけ少人数で行動するの。

【ハインツ】
まっ、そういうことだ。
じゃ、先を急ぐので!

【クラリッサ】
先なんか急いだって、届ける物無いじゃない~

【オスカー】
では、マリエンブルグで会えると信じて!

【GM】
そう言い残すと3人は颯爽と馬を走らせる。

【ピョートル】
しかし、混沌とはシグマーの内部にまで潜入できるのか?

【ウルフガング】
ほとんどウイルスだな。防ぎようがない。

【エリーズ】
結局、人間の心の弱さが混沌につけ入るスキを与えるズラ。

【アデルベルト】
おっ、いいこと言うじゃねぇか。

・・・続く。


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