ゴブリンシャーマン:Goblin shaman

オーク・シャーマンには、半分神がかりになった道化のような者が多いが、一方でゴブリン・シャーマンには、用心深く狡猾に立ち回る者が多い(もちろん、中には頭がアレになっている者もいる)。
彼らはしばしば、部族内での影響力を強めるために魔法を使う。
多くのゴブリン・シャーマンは、部族の頂点を目指して立ち回るのみならず、族長に対して直接助言を与える立場にあったり、時には族長のごとく部族全体に命令を下すことすらあるのだ。
どんなグリーンスキンであろうと、シャーマンに盾突いた者は、妙な腫物ができたり、気持ち悪い害虫が体の中に入ってきたり、危険な病気にかかったりする。
戦場に現れたゴブリン・シャーマンは、悪意に満ちた呪文を使って敵を殺したり……まあ殺せなかったとしても、敵にかなりの嫌がらせをするのだ。

ナイトゴブリン・シャーマンは一目でそれとわかる頭巾を被っており、また幻覚作用をもたらすキノコを山ほど食べるため、シャーマンたちの中でもとりわけ狂っているという。
彼らはキノコに関して特に深い知識を持っており、彼らだけがあの恐ろしい「狂い笠茸」を栽培し、収穫し、そこら辺にいるただのナイトゴブリンを、鉄球を振り回すフェナティックへと変える儀式を行えるのだ。
あまりにも多くのキノコを食べ過ぎたナイトゴブリン・シャーマンは、最後には巨大なシャーマンキノコ(魔力の染みこんだ巨大な菌類”芽”)になってしまうといわれる。
残りの人生をキノコとして生きるなんて、何とも退屈でサエない運命だと思うだろうが、彼らには十中八九、さらにロクでもない最期が待つ。
他の魔法使いたちにとって、シャーマンキノコは喉から手が山るほど欲しい、極めて珍奇なお宝だからである。
シャーマンキノコという片道切符の目的地は、生きたまま喰われてしまうことでもありうるのだ。

・GMはゴブリンシャーマンを作成する際、ゴブリンもしくはナイトゴブリンをベースにシャーマンの項目の能力値成長表を用いて作成する。

特別ルール:
マジック・マッシュルーム:ナイトゴブリンのシャーマンは、1d10/2個のマジック・マッシュルームを所持品に加える。
呪文発動の際にマジック・マッシュルームを食べることで、具材のボーナスとは別に発動値を+1点加算できる(1度の発動で1個まで)。

 

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コメント

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